新番組「R45オールザットらじヲ」の「柳田光司」と申します。

「柳田?誰やねん?お前?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。

前回、こちらで掲載した駄文を読んでくれた旧友からたくさんのメールが寄せられました。担当プロデューサーからは「もう少し、短めでお願いします」と
やんわりと釘を刺されました。相棒の谷口さんからは「さすが!プロですね~!」と半笑い。オトナの会話を交わしました。番組と共にお楽しみくださいませ!

#2『踊る!さんま御殿』(2017年11月10日OA)

盲目で車いす。おまけに手と足が不自由な三重苦の友人がいます。
ミュージシャンの「山下純一」さんです。
年齢は、私より10歳ぐらい下なのかなぁ…??
そのあたり、あまり深く知りません。
出会ったのは、確か?? 30歳半ばだったと思います。
私は彼のことを「山下」と呼び捨て。向こうは「柳田さん」と呼びます。

山下はもともと弱視だったらしいですが、二十代で完全に盲目。
つまり、山下は一度も私の顔や容姿を見たことがありません。
そういう私も、ここ最近まで山下の眼を直視したことがありませんでした。
おそらく、山下も恥かしかったんでしょうね…。
黒いサングラスを取って、喋るようになったのはここ最近のことです。

山下と私の共通点は「テレビ」や「ラジオ」をはじめ「映画」や「音楽」を見聞きすることが、人並み外れて大好きなこと。

ただ、視力を奪われた山下にとって“テレビ”は見て楽しむものではありません。“パソコン”も音声のみで接する必需品。“本”も“映画”もみんな同じ。山下にとって、すべての娯楽は「聴覚」で楽しむもの。
それが、娯楽好きな 私にとってすごく衝撃的なことでした。

視覚を奪われた者にとって、情報を判断するのは「聴覚」「味覚」「嗅覚」だけ。

「道に迷った盲目者は、何を目印に歩くか?わかりますか?」
「人間に指紋があるように、声には声紋、体臭には匂紋ってあるんですよ。」
「盲目が寝てみる夢って、想像されたことあります…??」

とにかく、山下と交わした雑談はすべて興味深い内容ばかりでした。

でも、たったひとつだけ尻切れになった話題がありました。
『踊る!さんま御殿』についてでした。

「さんま御殿」はなぜ?他のバラエティー番組に比べ切れ味鋭いのか?その疑問を解明すべく、山下は 何度も同じ質問を繰り返してきました。もちろん、山下は、さんまさんが いかにすごい話術をもつ芸人かは理解しています。

テレビ番組をサッカーに例えるならば、「明石家さんま」=「司令塔」
どんなに話術がつたない「子ども」や バラエティーに不慣れな「スポーツ選手」や「文化人」「政治家」「歌手」「シルバー世代の方たち」に、的確なタイミングでパスを出しながら、共演者の持ち味を最大限に生かしながら…試合(番組)を組み立てていく。仮に、そのタイミングを外し失敗に終わったとしても…さんまさん自ら“こぼれ球”を追いかけ…再び的確なポジションに戻す。

これぞ、共演者を99%選ばない明石家さんまの醍醐味!
不動の新しいテレビジャンル『さんま VS 大人数』番組の真骨頂です。

しかし、「さんま御殿」の凄さは…それだけではなさそうです。
放送作家を生業にしている者からすれば、
「さんま御殿」の美術セットほど 美しく計算されたものは滅多にありません。

※以下の文章は「いちばん下」にあります「色鉛筆画」を参照してください。

半円のコロシアム風の「さんま御殿」のセット。
その中心部分には、「明石家さんま+丸テーブル」のみ。
12名のゲスト出演者の座り位置はもちろんですが…
(A)~(D)の4台のスタジオモニターは
(スタジオトーク収録中)すべてさんまさん側からしか見えないように
設置されています。もちろん、最上段で横一列になりながら
スタジオ観覧に来ている一般女性たちには、1ミリも見えません。

さんまさんを真正面からとらえるカメラ位置は、(B)と(C)の間。
その周辺には毎回綺麗な花がセットとして飾られているため…
よほど注意しなければ、さんまさん以外 誰も気がつきません。

当然、さんまさんの横サイドからは数台のカメラが手分けしながら…
出演者をはじめ、司会者の表情をガッチリおさえるよう配置されています。

しかし、じっくり番組を凝視すれば…
「さんま御殿」のキーを握るのは(B)モニターである事に気づきます。

(A)(C)(D)のモニターには、絶えず 飽きのこない「御殿の番組ロゴ」が
終始映し出されスタジオを煌びやかに彩っていますが…
ときどき見切れる(B)モニターには、現在サブが、どのカメラの画を選択しているか?…さんまさんのみコンマ数秒でわかる仕組みになっています。

(※注釈1)
「サブ」とは、番組制作用機器を操作し、音声、映像等を調整するための操作室。正式名称は「サブ・ コントロール・ルーム」 総指揮をとるのは、番組のチーフディレクター。

この手法。日テレの十八番芸。『スーパージョッキー』や『元気が出るテレビ』のスタジオに昔から伝承されてきました。もともとは、多忙なビートたけしさんのテンションが絶えずキープするように設置されたと言われています。
OAでも、よほどの事がない限り…「さんまBモニター」が見切れる事はありません。素晴らしき、裏方魂があふれる最強のバラエティー番組ですね。

ちなみに、トークテーマ画面の右端(E)部分には、かわいいお笑い怪獣が、
チラ見していますよ~! これがめっちや胸キュん!最高っの隠し味!
あの黄金に輝く『さんま御殿』から、谷口さんに出演依頼がありますように!

そんな思いを胸に、第2回目の放送で僕が推薦した曲は…

≪トミージェイムス&ジョンデルス≫の
♪『HANKY PANKY 』

この秋、番組開始20周年を迎えた「踊る!さんま御殿」のテーマ曲です。

はたして、この私の思いは みなさまに 届いたのでしょうか!?
結果が気になる方は、ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)
でも番組をお聞きください!

50歳を目前に、まさかのラジオデビューした私「柳田光司」が、
谷口キヨコと共に、人生の後半戦を楽しんでおります。

次回の『R45  ALL THATらじヲ』は、
11月17日(金曜日)夜9時から。
第3回のテーマは『将棋の日を記念して…棋士応援ソング対決!』

時間があれば、ぜひ聴いてくださいね~!


谷口「わー、わー、言うてます!」

柳田「お時間です!」

2人「さようなら!」     …(つづく)

画像: R45 ALL THAT 補足 (文&色えんぴつ画 柳田光司)
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