今週は、冬休み直前!家族で楽しむことができる展覧会を2つご紹介します。

▶ジブリの立体建造物展

1985年の創立以来、多くのアニメーション作品を世に送り出している「スタジオ ジブリ」。
そんなジブリに関する展覧会が、現在あべのハルカス美術館で開催されているんですが、これが、目の付け所が少し変わっているんです。

「ジブリの立体建造物展」という名前でもわかる通り、この展覧会の主役はジブリ作品に登場する建物です。

ジブリに登場する架空の建造物は、架空なんだけど、どこかにありそうなと思える絶妙な存在感が特徴ともいえます。
そんな印象的な建物に注目し、空想的なんだけれども現実的な空間へのこだわりが、建築家の方の監修により紹介されています。

「風の谷のナウシカ」から「思い出のマーニー」までの背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料約450点が展示されているんですが、注目すべきは、代表的な建物が模型で再現されているところです。
「となりのトトロ」に出てくる草壁家のミニチュア模型のほか、「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋が、約3メートルの巨大な模型で再現されています。

緻密な設定によって生み出されている大切な脇役である建物。この機会に注目してみませんか?

「ジブリの立体建造物展」は、2/5(月)まで、あべのハルカス美術館で開催されています。

ジブリの立体建造物展
http://www.ghibli.jp/event/kenzo/

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▶魔法の美術館Ⅱ

続いては、3年ぶりに帰ってきた大人気の展覧会です。

滋賀県にある「佐川美術館」では、冬の風物詩として、子供を対象としたイベント「さがわきっずみゅーじあむ」を毎年開催しているんですが、今回の内容は、2014年に開催された「魔法の美術館」がパワーアップして帰ってきます。

「魔法の美術館」は、「見て」「触れて」「楽しみながら」「学べる」をキーワードに、光とアートが融合した体感型の展示イベントで、「見る」「聞く」「触る」といった人の動きに応じて、作品が光ったり、音や映像が流れたりするというものです。

日本を代表するアーティスト8組による14作品の体感型アート作品は、前回とはまったく異なるラインナップになっていて、しかも、国内初展示の作品が3つもあります。

国内初展示作品の中のひとつ、「空想ジオラマ」という作品は、車のオブジェをテーブル上で走らせると、その後には道が現れ、周りには家や街灯が立ち並びます。
さらに。空中を走らせると飛行機やヘリコプターに変わり、煙が立ちのぼったり、
車を連結させると電車へと変化し、線路が出来ていくという、こどもの「くるま遊び」を科学的に発展させたようなものです。

こんな風に子どもから大人まで世代を超えた全ての参加者が、作品に触れながら美術の楽しさを知ることができます。

どの作品も写真撮影OKなので、思い出を残すのはもちろん、インスタ映えを狙ってSNSに上げたりしてみてはいかがですか?

「魔法の美術館Ⅱ」は、2/12(月)まで、滋賀県守山市にある佐川美術館で開催されています。

魔法の美術館Ⅱ
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2017/07/post-78.html

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