R45 ALL THAT 補足 (文&色えんぴつ画 柳田光司)

「R45オールザットらじヲ」を担当しています「柳田光司」です。

「柳田?誰やねん?お前?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。

第27回「気持ちが若返る曲」(2018年5月04日 OA)

GW(ゴールデンウィーク)ですね。
あと少しで、大型連休も終わりですね。

…この時期、あまり“好き”ではありません。
否が応でもやってくる「日常」とのギャップに 耐えられないんですよね。

だから、そんな憂うつをぶっ飛ばす“自己紹介”をしたいと思います。

『仕事か? 私か? どちらが大切なの!??』

特に“今の時期”ひさびさに会った“遠距離恋愛の男と女”が
こんな会話をしているのかと思うと“ゾッと”します。

「自分の答え」と「相手が求める答え」が違うのをわかりながら…ね(汗)
…この世でいちばん 苦手な“問いかけ”です。

それが“胸を張って自慢できない仕事”なら、なおさらです。

主演「江頭2:50」

企画「全裸ライダー」(仮)

内容「全裸姿に赤マフラー1つのエガちゃんが原付バイクにまたがり、
奇声を上げながら昼間の公道を走りまくる。
ヘルメットには免許証が1枚ぺたり。」

若かりし頃の私のネタ。ディレクターも私。撮影済。仮編集も済。

しかし、放送は没。
ビデオでも没。
モザイクをかければなんとか…という甘い考えも実らず。未公開。
※(竹内義和さんとのトークライブで公開したことはあります)

人生の岐路を決める大切な日、私は、この撮影現場を選択しました。

「立派だ!」とほめてくれる人もごく少数いましたが…(笑)

丁度この頃だと記憶しています。

何をやってもため息ばかりついていた時期でした。

何も考えず、恵比寿(渋谷区)を歩いていたら、
同じ年齢の『T』というディレクターと遭遇した。
 
「今から、ロケで撮ってきたテープをチェックすんだけど・・・
一緒に見てくれないかなぁ。」としつこく誘われました。

よりによってこんな時に…。
奇声の一つでもあげながら…
逆方向にでも走ろうかと思いましたが…
頭の中は「早く終わらないかなぁって」…
大切な用事もないくせに…

とにかく、気持ちはイライラ、ムカムカ。

「くそつまらんロケ素材が流れてきたら…
この34インチのテレビ画面を叩き割ってやる!」

「本棚倒したる!」

「わけのわからないオブジェを壊したる!」…

完全に臨戦態勢OK。
頭の内側が、カッカッするのが はっきりと感じ取れました。
 
その直後…
画面いっぱいに「Tの穴」が!!!
 
…驚きました。
…びっくりしました。
 
もう一回、見ました。
やはり、「Tの尻」でした。
笑えないシワ。
ローションでピっカピカ。…でした。
 
見渡せば、「T」はペンションのオーナーよろしく
ドリップ式コーヒーを 私のために作ってくれていました。

再度、おそるおそる画面を見る。
どうやら「T」は…全裸で細かな作業をしているらしい。
 
「カメラが固定式なんで、こうするしか方法がなかったんだよ!」

…どうやら、先ほどの史上最悪の映像は、
三脚に立てたカメラの距離間を測る「テストパターン」であったらしい。

「そう、カリカリせずにここから見てよ!」と…私をなだめる。

わけがわからない。
しかし、テープは止まらない。

「T」は、女王様に正座をさせられて怒られていた。
「T」の頭にバリカンが入る。
「T」は、「丸刈り」にされていた。

これまで“この手のビデオ”は、たくさん見てきましたが…
知人が、出演した映像はこの時“初めて”でした。

この時、「T」は、既婚者でした。
この時、「Tの妻」のお腹の中には子供がいた社会人でした。

…私の「怒り」など、どうでもよくなりました。
丸刈りにされた男は、うれしそうな顔を演じているのか?
自然体なのか?…もうどうでもよくなりました。

画面は、ますますエキサイト。

入る!入る!「T」の中へ。どんどん入る!
不思議な鉛筆けずりみたいに。
青ねぎ。青ねぎ。
青ねぎが どんどんさし込まれていきました。
 
にもかかわらず、「T」は うわずった声で謝罪していました。

さすがの「T」も恥ずかしそうな表情をしながら…私に話かけてきました。

「このテープを編集して、ビデオチェーンで市販しょうと思うんだけど…
 一人きりだと客観的に見れないと思ってね…。柳田くん、俺より頭いいから」
 
悪寒が走った。

「市販?」
「自ら編集?」
「この変態映像を?」
「客観的に見れない?」

…マジか?「T」…!??
 
でも、私は このマザーテープを見ながら不覚にも「泣いて」しまったんです。

おそらく、ずっ~とモヤモヤしていたものが吹っ切れたんでしょうね。
 
「仕事と私(恋愛)どっちとる?」
…なんて事が、ホントどうでもいい事に思えたんでしょうね。

「イヤなら、やめればいい。
だって、ココまで体を張って…嫁や子供を食わせる奴だっているんだから…」

極端な体験から学んだ、私の哲学。
…これが私の基準です。

関東では有名な暴走族Bに入っていた『T』とは音信不通。
テレビ業界からは引退し、AV監督を志したあたりが最後でした。

毎日がお祭り騒ぎでした。
朝も昼も夜も真夜中も、いっさい関係ありませんでした。

無我夢中になりながらも、わたしは冷静でした。

一秒でも早くここから脱獄しなければ…
…「殺される」って本気で逃げ出すことばかり…
…いちはやく自立しょう!と画策しました。

唯一の楽しみは、台本の裏に“らくがき”をすることでした。
それくらいしか、自分だけの時間は許されませんでした。

ある時、『T』から言われました。

「柳田くんさ、絵を描くの上手いね。
 悪いけどさ、どーせ描くのなら“世界の国旗”を書いてくれないかな?」

「世界の国旗??」

「うん。国旗だったらさ、ウチの子どもの塗り絵にもなるしさ、
 大きくなった時にさ、社会科とかさ地理の勉強にもなるじゃん。」

「…」

「やっぱさ、子どもに残せるものってさ、勉強だと思うんだよね。
 オレみたいにさ、学歴もないうえにさ、学力も無かったらさ、
 グレるしかないんだよ。…いや、マジな話で。」

…あのとき『Tの妻のお腹にいた赤ちゃん』は元気でしょうか?

もう立派な社会人として、働いている年齢でしょうね。

私が描いた「色なしの国旗」「白地図」「どうぶつ」「くだもの」を
何枚も何枚も コピー機で印刷していた「あの光景」
すこしだけ「お父さんの顔」をしていた『T』が懐かしいですね。

そんな、私が「気持ちが若返る曲」で推薦したのは…
80年代のネオアコバンド。ロディ・フレイム率いる
≪アズティックカメラ≫の『スティル・オン・ファイア』です。

なぜ?私がこの曲を推薦したのか?
気になる方は、ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも
番組をお聞きください!

50歳を目前に、まさかのラジオデビューした私「柳田光司」宛の
応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!

次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
5月11日(金曜日)夜9時から。
第28回のテーマは、『タイトルに地名や国名が入るソング』

来週も お付き合いのほど よろしくお願いいたします。

谷口「わー、わー、言うてます!」

柳田「お時間です!」

2人「さようなら!」     …(つづく)

画像: 次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、 5月11日(金曜日)夜9時から。 第28回のテーマは、『タイトルに地名や国名が入るソング』
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