画像: 第29番札所「青葉山 松尾寺」をご紹介しました!

今週のテーマは「西国札所で唯一の観音様」。頭に馬を載せた馬頭観世音菩薩を
ご本尊とする第29番札所「青葉山 松尾寺(まつのおでら)」をご紹介しました。
馬頭観世音菩薩は、3つのお顔と8本の腕を持ち、頭の上には馬の顔がある観音様です。
諸悪を断ち切るために怒りの表情をたたえていて、馬が草をはむように、人々の煩悩を
食い尽くしてくれるとされていますよ。古くから

農耕や交通の守護仏として、また最近では競馬ファンからも信仰されています。
ご本尊は秘仏で、普段はお前立ちを見ることができます。
前回ご本尊を開帳されたのが2009年とのこと。次回のご開帳は2042年の予定だそうです。
まだまだ先…ですね。

創建されたのは和銅元年の西暦708年。唐、当時の中国の僧侶・威光上人が青葉山の
松の木の下で修業していたところ、馬頭観音を感得して草庵を結んだのがはじまり。
その後、元明(げんめい)天皇が藤原武智麻呂(ふじわらのむちまろ)に命じて馬頭観世音を作らせ、
本堂を建立させたそうです。

戦国時代に焼失し、現在の本堂は江戸時代1730年に再建されました。
写真でもわかるように、宝形造という四方の隅が屋根の中央の1つの頂点に集まった
建築様式で京都府の指定文化財に登録されています。

9月21日~10月21日と、10月24日~11月25日まで、
西国三十三所草創1300年の特別拝観として、美福門院の念持仏だったと伝えられる
国宝の普賢延命菩薩像や重要文化財の法華曼荼羅、天才仏師・快慶の初期作品である
阿弥陀如来坐像などが、前半と後半で展示替えをしながら公開されます♪

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