画像: 第1番札所「那智山 青岸渡寺」をご紹介しました

今週は和歌山県にある西国第1番札所「那智山 青岸渡寺」をご紹介しました。
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されていますよ。
隣接の「熊野那智大社」とともに神仏習合の地として、また修験道の根本道場として栄え、
世界遺産の霊場「熊野三山」を構成しています。
ご存知、「那智の大滝」は落差133メートル。一段の滝としては日本一の高さを誇ります。
青岸渡寺の三重塔と大滝の絶景を写真に収めようとする人も後を絶ちません。

青岸渡寺の創建は4世紀、仁徳天皇の時代。
インドから熊野灘に流れ着いた裸形(らぎょう)上人が、那智の滝で修業中に
観音菩薩を感得し、草庵を結んだことが始まりと伝えられています。

推古天皇の時代(592~628年)に、奈良の生仏(しょうぶつ)上人が修業中、楠の大木に
高さおよそ4メートルの如意輪観世音菩薩を彫り、伽藍を建立したとのこと。
この観音像が現在のご本尊となっています。
ご本尊は秘仏で、毎年2月3日と4月の第2日曜日、そして8月17日に開帳されています。
ふだんは片手を頬にあて、片膝を立てた半跏思惟のお前立ちを拝観できますよ。

This article is a sponsored article by
''.