画像: 第19番札所「霊麀山 行願寺」をご紹介しました

西国三十三所の中で、唯一の尼寺「行願寺」さんをご紹介しました。
一般的には、「革堂(こうどう)」の名前で知られていますよ。
創建は1004年。元々狩人だった行円が、射止めた雌鹿から子鹿が
生まれたのを見て、殺生を悔い、仏門に入りました。
その母鹿の皮を常に身にまとっていたことから「革聖」と呼ばれており、
革聖が建てた寺なので、「革堂」と呼ばれるようになったそうです。

行願寺を創建した行円上人が、上賀茂神社のご神木を得て3年をかけて自ら
刻んだといわれる、高さ2.5メートルの千手観世音菩薩がご本尊です。
秘仏で、毎年1月17日・18日にご開帳されています。

このお寺には、幽霊絵馬の伝説があるんです。
江戸時代の1811年、質屋で子守として奉公していた“おふみ”という少女が、
よく境内で子守をしていました。ある時、おふみは主人に虐待され殺されてしまいましたが、
主人はおふみの遺体を親に返さず、蔵に隠しました。
行願寺での通夜におふみが幽霊となって現れ、両親に真相を告げたそう。
両親はおふみの幽霊を絵馬に描き、手鏡をはめて寺に奉納したという伝説が残っています。
つい先日、この幽霊絵馬が公開されていましたね。

西国三十三所 草創1300年記念の特別拝観は、少し先になりますが、
10月3日(水)~20日(土)まで、本尊のご開帳と本堂の内陣拝観が行われます。
また、寺宝が特別公開されますよ。拝観料が500円必要です。

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