画像: 第26番札所「法華山 一乗寺」をご紹介しました

今週は、”伝説のあるお寺”をテーマに、兵庫県加西市にある第26番札所「法華山 一乗寺」を
ご紹介しました。

一条寺は、天竺(インド)から紫雲に乗ってやってきた法道仙人が開祖とされています。
法道仙人には、鉄の鉢を自由自在に飛ばすことができる「飛鉢(ひはつ)の術」という能力があって、遠くから米や金を集めて貧しい庶民を救っていたという伝説があります。

あるとき、年貢米を積んだ船を見た仙人が鉄鉢を飛ばしたところ、役人に断られてしまいました。
すると法華山に帰ってくる鉄鉢の後に続いて、米俵が空を飛んできたそう。慌てて役人が仙人に
謝り、許しを請うと米俵が船へ戻っていった…という逸話も残っているそうです。

この評判を聞いた孝徳天皇が病のときに、宮中に仙人を呼んで、法力で病を治してもらったそう。
その縁で650年に孝徳天皇が金堂を建て、「一乗寺」の寺号を与えたと伝わっています。

ご本尊の聖観世音菩薩像は、白鳳時代に作られたもので国の重要文化財に指定されています。
秘仏で、ご開帳は不定期となっています。
ご本尊が祀られている金堂(写真)は「大悲閣」とも呼ばれ、舞台造りで1628年に
再建されたものです。こちらも国の重要文化財に指定されていますよ。

西国三十三所草創1300年記念の特別拝観は
11月10日~25日まで、常行堂内陣の特別拝観がおこなわれる予定です。

なお、台風21号の被害により、参拝が制限されている札所があります。
また、9月9日(日)・18日(火)に予定されていた「宝厳寺」での月参り巡礼は延期されました。
振替日は、決まり次第、ホームページで告知されます。
詳しくは、下記サイトでご確認ください。

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