ということで、今週のヒラマツ!のテーマは「私の愛車」。
お天気が良くて風のない春の日は海へ行きたい!
でも、海岸の風はまだ寒い。。。ということでマイナスイオンを求めて
渓流沿いで森林浴をするために車を走らせます。
東京からだと那須塩原、関西だと有馬とか。
愛理さんの愛車は、どこのヨーロッパ車ですか?見たことないですね、
とよく言われるそう。“みどり号”と呼んでいます。
実は日本車。小型車に見えますが、普通車の中で最も小さい車。
ある時期だけ生産された台数の少ない車種で、
エンブレムを外し、ホイールをヨーロッパ車っぽいものに変え、
内装をアイボリーに、カーペットを赤にしたら高級車のジャガーのように。
アイボリーに変えたシートは予算の都合でビニールにしたんですが、
サービスで主要範囲は革に、肘掛には名前の刺繍を入れてくれました。
長く乗ってる愛車ですが、まだまだ走ってくれる。
今年はこの“みどり号”でどこに出かけましょうか?

今日のお客様は、日本藝術院賞を受賞され、日本藝術院会員と日展副理事長を
務められている書家の井茂圭洞先生。
圭洞先生とかな書との出会いは、元々悪筆だったため、どんな職業についても文字が整って
書けたらいいなと思い高校の書道部に入部したこと。
その書道部で日展の評議員をされていた深山龍洞先生に出会ったそうです。
教えてくださっている先生が一筋であるということが伝わって、字が美しく書けたら
ということより、先生のようになりたいと思われたそうです。
当時、西洋文化が華やかで日本の伝統文化はどの文化のものも下火になっていたそうで
「日本の伝統文化である書道を次の世代に引き継ぐ橋渡しの仕事をしている」と
仰る深山先生の言葉が印象的だったとお話くださいました。
漢字が直線的で構築性のある強い感じがするのに対して、かなは曲線が主で、
線自体が芳醇にして温かい。そして、かなの美しさのもう一つは形の中にある空間。
白いところが大きな役割をしているとのこと。
わびさび、幽玄の世界を尊ぶ日本人のアイデンティティがあると仰っていました。
弥生時代の銅鐸500〜600の中に4つだけ絵が描かれているものがあって、
その銅鐸の絵がひらがなの線と同じような質なので、かなの元になるものが
弥生時代にあったという仮説を立てているとのことでした。
現在、大阪市立美術館で開催中の「日展」で圭洞先生の作品を見ることができます。
かな書をユネスコの無形文化遺産に登録する活動もされています。
来週、3月11日(土)にお話の後半をお届けします。
「みんなで曲作りっ!」でたくさんのフレーズを送ってくださった
CHEER UP!MORNINGフレンズのみなさん、ありがとうございます!
現在、愛理さんがそのフレーズを元に一生懸命、曲を作っております。
オンエアは3月25日(土)に決定!!お楽しみに〜。