第21回：Golden EggsB班、ボツ脚本救済企画！
「碑文～エピタフ～」 2017/0819/OA
脚本：山本健太
出演：劇中NA／三島拓也・人間（雅人）／陰浦聡・女神／上野舞佳・男神／西川京汰
少年／石部花・少女／土井真由・女子／須田麻友
BG-1： C.I.―（【Epitaph】／King Crimson）
NA： かつて世界は、巨大な一本の樹「ユグドラシル」を中心として成り立っていた。
そこには黄金の瞳を持つ神々が住まい、そして、
神と人間とは決して交わりあってはならないという、固い掟があった。
NA： 学ラジ・ショートストーリー「碑文～エピタフ～」
BG-1： ―F.O.（【Epitaph】／King Crimson）
男神： 人間、マサタニアンよ！
我が娘、女神アウラを誑（たぶら）かした罪は余りに重いぞ！
人間： 創造神デミウルゴス！
私はアウラを心から愛している！！
この愛を以って【黄昏の鍵】を必ず見つけてみせる！
私が予言の救世主だ！！
男神： 愛など戯言だ！！
ならば伝承の通り、その右目と心臓を差し出し証明してみせよ！！
貴様の心を差し出せ！！
女神： やめてお父様！！
それでは命を絶てと言っているようなもの！！
人間： いいんだ、アウラ！
後悔などありはしない！！
哀れな創造神よ、私の心を受け取れ！！
女神： マサタニアン！！
SE-1： C.I.―（刺す音）
女神： マサタニアン……。
私の右目をあなたに…。左右一対の黄金の瞳が、きっと私達を繋いでくれるわ。
何度生まれ変わろうと、私はあなたを待ち続けるから………。
NA： そして、途方もない年月が流れた。
BG-2： ―C.I.（【Roundabout】/YES)
少女： 私はずーっと前から、誰かを待ってる。
誰かが私に会いに来てくれるって、そんな気がするの。
私の左目がそう言ってる。
少年： ぼくはずーっと前から誰かを探している。
誰かがぼくを待ってる、そんな気がするんだ。
ぼくの右目がそう言ってる。
NA： 少年と少女、君たちは必ず出会うだろう。
その眼が必ず君たちを引き合わせる。
いずれ互いを映し合う一対の黄金の瞳。
その輝きはまるで黄昏のよう………。
BG-2： F.O―（【Roundabout】/YES）
女子： 雅人くん、借してもらった数学のノートに書いてある………、これ、何なの？
雅人： うおおおおお、見ないでええええ！！！！！
BG-3： C.I.―（【Prologue】／Renaissance）
NA： 自分の考えた恥ずかしいストーリーを学校で
使うノートに書くのは大変危険です！！
NO MORE 中二病！！ 黒歴史 ダメ！絶対！！
END NA～提供クレジット
