今夜の「武庫川女子大学ラジオ-MUKOJOラジオ-」は、
「武庫川女子大学 薬学部 薬学科」3年生、岡田紗瑛さんと、
「武庫川女子大学 薬学部 健康生命薬科学科」4年生、山本百合恵さんをお迎えしました。

武庫川女子大学では、共通教育の授業としては初めて、
長期休暇を利用した海外研修を 今年の春 行いました。
共通教育の授業「アウシュビッツ 戦争と女性」では、
受講生たちから「現地に行ってみたい」と声があがり、
在学生・卒業生20人と教職員が、先月ポーランドを訪問しました。
3月9日に関西国際空港を飛び立ち、第二次世界大戦中、
ナチスドイツによって多くのユダヤ人たちが送り込まれた
「アウシュヴィッツ強制収容所」「ビルケナウ強制収容所」を見学。
その後、ワルシャワ大学などを訪れ、16日に帰国しました。

「アウシュヴィッツ強制収容所」「ビルケナウ強制収容所」一帯は、
国立博物館として現在保存されており、日本人で唯一の博物館公認ガイドを
務める中谷剛さんの説明を聞きながら巡ったとのこと。
山本さんが印象に残ったのは一帯の「足場の悪さ」「距離感」
元々湿地帯に砂利や石を敷き詰めた場所ということで、
見学中に何度も足を取られたりしたのだとか。
写真や資料を見ていても、現地に行ってみて初めて
自分の目で、耳で、身体で感じること、発見がたくさんあったそうです。

岡田さんが現地に行くことで改めて向き合ったのは「倫理」について。
当時収容所内で行われていた人体実験の記録を見て、数々の衝撃を受けつつ、
自身も薬学部に所属ということで、様々な感情が沸き起こったそうです。
現地に行くことでしか知り得なかった景色、体験、想いを
お二人自身の言葉で沢山聴かせていただきました。
今夜の「武庫川女子大学ラジオ-MUKOJOラジオ-」は、
「radiko」でもお聴きいただけます。
