「武庫川女子大学ラジオ-MUKOJOラジオ-」
今夜は「武庫川女子大学 生活環境学部 建築学科」の
上町 あずさ教授、杉浦 徳利教授をお迎えしました。

武庫川女子大学は、文部科学省に「建築学部 景観建築学科」の設置を
届け出中です。開設が実現すれば、女子大初の建築学部の誕生となります。
建築学科は、生活環境学部の学科のひとつとして2006年に開設。
今回、学部として独立し、建築学科と景観建築学科の2学科体制となります。
「景観建築学科」は、自然と共生する社会に貢献できる建築・景観設計技術者の
養成を目的としており、建築と、緑地環境や造園分野の両面ができる人材の
育成を目指しています。
そもそも「景観建築学科」とは、ランドスケープアーキテクチャーを日本語にしたもの。
こうした学科は欧米にはあるが、日本にはなく、
日本の他大学は研究室としてはあるそうです。
そもそも日本の建築学科は工学系が主流。
武庫女のような、演習中心の欧米型のスタジオ教育をする建築学科は少ないのが現状。
本来の建築の仕事は建物だけでなく植物や街まで広い範囲をカバーするもの。
そのためには造園系の学びが学科でも必要と考え、
園芸や植物について専門にされている上町先生も、
現在教壇に立たれているそうです。

今回のお話では、上町先生のご経歴やご専門、
更に建築学部の学びや今後の設備についてもお話をお伺いしました。
さらに上町先生は、今年の秋開催される
「ひょうごまちなみガーデンショーin明石」に出展し、
大学院建築学専攻の学生と一緒に坪庭を作る予定とのこと。
実は上町先生は、兵庫県の農林水産部に開設された
「花と緑のまちづくり研究所」に勤務されており、
「まちなみガーデンショー」の初期段階から関わっておられたそうで、
今回出展という形で参加されるのもご縁あってのこと、と
今からとても楽しみにされているそうです。

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