このコーナーは、今年で開館30周年を迎えた大阪市立科学館の学芸員さんをゲストにお迎えして
日頃思っている様々な科学にまつわるギモンについてお答えいただくコーナーです。
30という数字にちなんで、1ヶ月間、毎週6つのギモン
つまり5週で30個のギモンを解決します!

今日ギモンにお答えいただいたのは、大阪市立科学館の学芸員
西岡里織(にしおかさおり)さん

画像1: 10月3日 大阪市立科学館 赤maru Science 〜30のギモン〜

Q-1天気って今は何時間後とかの予報がドンピシャで当たりますが、
そもそもどうやって計測や予想しているんですか?
ここ最近アプリを取り入れたら面白いぐらいに当たっていて
天気の予想で行動するようになりました。

A-1天気予報の一番の基礎となるのが観測です。色々な方法で気温や風など大気の状態を把握します。そして、この大気の状態がどのように変化していくのか、物理の法則に基づいて、スーパーコンピューターで膨大な計算をして、未来の大気の状態を予測します(数値予報)。そのデータをもとに、各地の予報官の人たちが地域の地形など様々な要素を考慮して修正を加え、天気予報が出来あがります。観測には、アメダスのような地上観測の他、気象レーダーを用いた観測や、ゴム気球を飛ばして上空の大気の状態を知るラジオゾンデによる観測、気象衛星ひまわりによる宇宙からの観測など、様々なものがあります。科学館にも観測測器をいくつか展示しています。

★参考:「はれるんライブラリー」 http://www.jma.go.jp/jma/kids/faq/a5_index.html
:気象庁HP https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kansoku/weather_obs.html

Q-2星って○なのに、星というと☆であらわすのはどうしてですか?
なにか、きっかけがあったんでしょうか?

A-2調べてみると起源や歴史など、なかなか奥が深いようです。ただ、〇の星を☆型であらわすようになったのは、星の見え方が大きく関係しているようです。夜空で星を見ると、キラキラととがったツノを持つように見えたりします。世界各国には、それぞれ昔から描かれてきた星のマークがあり、☆の他にも、角をもつ様々な形が描かれています。

Q-3天気予報について教えてください。
傘を持って行くのは降水確率が何パーセントくらいでしょうか?
小学生の娘には40%くらいで傘を持参したほうが良いのでは?と伝えていますが、
40%だったら要らないと娘は言います。

A-3「降水確率」は、1㎜以上の雨や雪が降るか降らないか…という可能性です。過去のデータをもとに出していて、例えば「降水確率40%」であれば、過去100回のうち40回雨や雪が降った大気の状態と同じであることを意味しています。私も降水確率が40%くらいで傘を持つことが多いですが、降水確率よりも、「いつ雨が降るのか」を気にしています。天気予報では雨が降りそうな時間帯や大気の状態、これからの天気の移り変わりなども伝えていると思うので、参考にしてみて下さい。

Q-4年々、夏の最高気温が高くなっていってるような感じがしますが、
今後もどんどんあがっていくばかりですか?最高気温50~60度が普通の世界になっていきますか?

A-4気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書(2013~2014年)によると、陸域と海上を合わせた世界平均地上気温は、1880年から2012年の期間に0.85℃上昇し、最近30年の各10年間は、1850年以降のどの10年間よりも高温を記録しているようです。そして、有効な温暖化対策をとらなかった場合、21世紀末の世界の平均気温は、4.8℃上昇する可能性もあると予測されています。そうなると、最高気温が40℃をこえる日が続き、今よりも激しい局地的豪雨や台風、海面上昇などによる様々な影響、被害が考えられています。

★参考:環境省HP https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/ondanka/

Q-5普通の雲と雨雲ってそもそも違うものなの?

A-5雲は水や氷の粒が集まってできています。空の高いところにある雲は氷の粒、低いところにある雲は水滴でできていることが多いです。雨雲も雨を降らせない雲も氷や水の粒でできているので基本的には同じです。しかし、雨雲の場合は雲の中の氷の粒や水滴が大きく、たくさん集まっています。そして、上昇気流で支えきれないくらい大きくなると、雨として降ってきます。雨雲が黒い色をしているのは、氷や水滴によって光が雲の下の方まで届かないためです。

Q-6月はどうして同じ面だけを地球に向けているの?(月の裏側は地球から見れない)

A-6月は地球のまわりを約27日で1周します(公転)。また月は自転もしていて、こちらも約27日で1周します。月の公転周期と自転周期が同じため、地球からはいつも月の同じ面が見えています。ではなぜ、このようなことが起こるのか…ということは、かなり難しくなりますが、地球の引力によって、月がわずかに楕円形に変形することが関係します。

西岡さんありがとうございました〜!

リスナーの皆さんも疑問に思うことがあったら赤maruのリクエストフォームからエントリーしてください!

そして!!採用された方には、大阪市立科学館のペア招待券をプレゼントします!!

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