「武庫川女子大学ラジオ- MUKOJO ラジオ -」
今夜は2月25日に開設された「武庫川女子大学附属総合ミュージアム」から
館長の横川 公子さん、臨時職員で学芸員の樋口 温子さん、
臨時職員の吉田 和代さんをお迎えしました。

今年2月25日、学術研究交流館(IR館)5階に
「武庫川女子大学附属総合ミュージアム」が開設されました。
学校法人武庫川学院が所有する明治~昭和の各時代の着物を中心とする
「武庫川女子大学近代衣生活資料」(9092点)が、国の登録有形民俗文化財となり、
こういった資料を展示するほか、研究機能を持つミュージアムとして位置づけられています。
国の登録有形民俗文化財になった「武庫川女子大学近代衣生活資料」は、
旧資料館開設(1994~)以来収集の民具に、
この10年余に寄贈されたものを加えた衣生活資料(9092点)を指します。
主に、明治期~戦中~1960年頃までの近代化・都市化のなかの、衣生活資料。
着物・帯・羽織等、表着だけでなく、着装上の服飾小物から
外出用小物類、裁縫用具類、洗濯用具類、化粧道具類など、
女性の暮らしを構成するモノ資料、および近代衣生活に対応しうる知識と
技術を習得するための教育標本類を含んでいるそうです。

資料は西宮市にある「くらしのきもの資料館」が所蔵していた
衣生活資料も含まれており、そこに元々いらっしゃったのが吉田さんだそうです。
今後はミュージアムを博物館機能をもった研究所として調査・研究の推進、
大学内外の交流の場、と同時に芸術文化に接するトポフィリアとなる場に
したいと話す横川館長。研究施設としての今後の発展も期待されています。
開設を記念して、特別展『きものに見るモダン生活の軌跡』が4月28日(木)まで
開催されている予定でしたが…新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、
現在休館となっています。
展覧会の再開時期については、今後の状況により判断されるため、
「武庫川女子大学附属総合ミュージアム」のホームページをご覧ください。

今日のオンエアはradikoでもお聴きいただくことができます!