画像: 第20番札所「西山 善峯寺」をご紹介しました

平安中期の1029年に源算上人により創建された「善峯寺」。比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事していた源算上人は47歳の時に西山を訪れ、小さなお堂に自ら刻んだ千手観音を本尊として安置したと伝えられています。その後、1034年に後一条天皇から鎮護国家の勅願所と定められ、皇室からの崇敬を受けて発展しました。

応仁の乱でお堂の大部分を焼失してしまいましたが、江戸時代に第5代将軍 徳川綱吉の生母である桂昌院の寄進によって再建されました。現在も、桂昌院お手植えと伝わる樹齢300年以上のしだれ桜があります。

1042年に夢のお告げを受けた後朱雀天皇の勅命により、洛東の鷲尾寺から仁弘法師が作った千手観世音菩薩を遷して、ご本尊とされました。2021年現在は、毎月第2日曜日とお正月三が日に開帳されていますが、2028年に開山1000年を迎えるにあたり、仁弘法師ならびに源算上人が作られた千手観世音菩薩は、2022年1月から、元来の慣習である秘仏にて奉安される予定です。

国の天然記念物に指定された「遊龍の松」という樹齢600年以上の松や、春の桜・秋の紅葉が有名な善峯寺ですが、四季折々の花が楽しめるお寺です。「白山 桜あじさい苑」では、およそ8,000株のアジサイが植えられており、間もなく見ごろを迎えます。

千手観世音菩薩のご真言:「おん ばざら たらま きりく そわか」

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