画像: 第9番札所「興福寺 南円堂」をご紹介しました

興福寺は、飛鳥時代の669年に、藤原鎌足の病気平癒を願って、妻の鏡女王が京都市山科区に、前身となる「山階寺」を造営したのが始まりとされています。672年の壬申の乱の後、都が飛鳥に戻った際に山階寺も移転し、「厩坂寺」と名付けられたそう。その後、710年の平城遷都で藤原不比等が移転し、「興福寺」と改名したと伝わっています。

西国札所である「南円堂」は、813年に藤原冬嗣が、父・内麻呂の冥福を願って建てたもの。
現在の南円堂は、江戸時代に再建されたもので、重要文化財に指定されており、日本最大の八角円堂といわれていますよ。

南円堂のご本尊は、1189年に運慶の父・康慶と弟子たちが、およそ15カ月かけて造立したといわれる「不空羂索観音菩薩坐像」で、国宝に指定されています。“羂索”は網のことで、左手にもつ慈悲の羂索で人々の苦しみを救うことを示しており、“不空”は全ての願いを空しいものにはせず、叶えてくれるという意味があるそう。高さおよそ3.4mの金色の像で、毎年10月17日の1日限り、ご開帳されます。「大般若経転読会」という法要が行われますが、昨年同様に法要の拝観はできません。南円堂内陣の拝観は、午前の部9時~12時と、午後の部14時~17時までの二部制(最終受付はそれぞれ15分前まで)となっていますので、ご注意ください。状況により入堂規制や変更もありますので、必ず興福寺さんのWEBサイトにて、事前にご確認をお願いいたします。

また、予定されていた北円堂の特別開扉は中止となっています。
国宝「五重塔」の特別公開が行われております。日程は下記の通りです。
前期 開催中~11月23日(火・祝)まで
後期 2022年3月1日(火)~31日(木)まで ※会期中無休

10月29日(金)・30日(土)、11月5日(金)・6日(土)・19日(金)・20日(土)には、「五重塔夜間特別開扉」も行われるとのこと。拝観時間は、17時30分~20時(最終受付は15分前)

いずれも、状況により変更や中止の場合がございますので、お出かけの際にはWEBサイト等で事前のご確認をお願いいたします。

不空羂索観音菩薩のご真言:おん はんどま だら あぼぎゃ じゃやでい そろ そろ そわか

https://www.kohfukuji.com/

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