各大学の未来に繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

先週に引き続き
京都大学工学研究科 修士課程 2 年の 吉川 樹さんにお話を伺いました!

今回は吉川さんが行われている環境問題や資源問題を解決するような
新しいプラスチック製品に関する研究について具体的にお話をお聞きします。

まず吉川さんが研究しているのは先週も登場しました、『生分解性プラスチック』
昨今、自然界に存在する微生物により無害な物質へと分解される
『生分解性プラスチック』が、
増えてきましたが、強度やコストなどの面で、現在利用されているプラスチックに劣ることが多く、まだ普及には至っていないそう…。

吉川さんたちはこのような問題を解決するために、プラスチックにセルロースナノファイバーという植物からとれる繊維を混ぜこみ『生分解性プラスチック』を強化する研究を行っているんだそうです。

この研究はコスト等の課題が残るものの、
セルロースナノファイバーの安定製造とプラスチックとの複合化のプロセスが「京都プロセス」として実用化が進められるなど、将来が期待されている研究になっているとのこと!

画像2: 6月12日(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

また、そのほかにもプラスチック製品を作るプロセスを改良し、
プラスチックの省資源化や高機能化を行う研究にも取り組まれているそうで、

「具体的には、プラスチック製品を作る際に、プラスチックの中に泡構造を作る技術を研究しています。この研究はマクセルさんと共同で取り組んでいて実際に機械を開発して発砲技術に貢献しています。今までのプラスチック製品の中に細かい泡構造をたくさん作ることで、強度などの性能を落とすことなく、より少ない材料でプラスチック製品を作ることができます。」

この技術は自動車の部品の製造などに利用されているようで
車体重量の軽量化につながる燃費の向上や断熱性の高まり空調によるエネルギー消費が減少するなどプラスチック削減だけでない数多くのメリットや付加価値を生み出しているそうです。

実は京都大学工学研究科では2014年からマクセルとさまざまな共同研究を行っているんです!
中でも樹脂成形部品の分野で注目されている低圧発泡成形技術は、樹脂部材の発泡化により製品の品質向上、環境負荷の低減、コストダウンが期待できると注目されています。
技術詳細は下記URLよりご覧ください。
https://biz.maxell.com/ja/ric-foam/

番組の情報や収録の模様は、FM大阪のツイッターでアップされています。
是非チェックしてください。
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今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。
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「マクセル meets カレッジナレッジ」
次回もお楽しみに!

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