「My Jam」放送100回記念は、ジェームス・ブラウン特集!!
「ファンクの帝王」と呼ばれるレジェンドですが、
その音楽はブラック・ミュージックのど真ん中を貫く太い幹のような存在です。
1曲目にご紹介するのは、彼の数えきれないほど多くあるレパートリーから
竹内美樹が選んだお気に入りの1曲『I Got You(I Feel Good)』です。
一般的にジェームス・ブラウンがファンクの道を切り拓いたとされている曲が
『アウト・オブ・サイト』、『パパのニュー・バッグ』、『コールド・スウェット』ですが、
これらに共通するのは「2小節ずつを繰り返し、時にはシャウトをし、
不規則なキメを挟み、また繰り返しを重ねることで、どんどん熱を帯びていく」、
竹内美樹は、そこにファンクの魅力があると語ります。
一方で、即興演奏をするジャズの影響も受けていたということで、
2曲目の『コールド・スウェット』は、マイルス・デイヴィスの名曲
『ソー・ホワット』にインスパイアされた曲だと言われています。
ジェームス・ブラウンの影響をすごく受けたジャンルがヒップホップ。
ヒップホップにおいてジェームス・ブラウンは教科書といわれていて、
彼の楽曲を多くサンプリングしています。
なかでも『ファンキー・ドラマー』は、数えきれないほどネタに使われています。
だからこそ、柴田玲のようにそれほど詳しくないという人も、
ジェームス・ブラウンの曲が流れると、「あ~知っている」となります。
3曲目は、帝王自らが80年代初頭に台頭してきたヒップホップのアーティストと共演した曲です。
アフリカ・バンバータ&ジェームス・ブラウンの『Unity Part1~The Third Coming』。
そして、最後を飾るのは86年に全米4位となった大ヒット曲、
映画『ロッキー4~炎の友情』の劇中で自らパフォーマンスした『リヴィング・イン・アメリカ』になります。
2021年7月7日にスタートした「My Jam」、みなさんに応援していただきまして、
今日無事に100回目を迎えることができました。
毎週番組を聞いて下さいまして、本当にありがとうございます!
これからも200回、300回と続けられるように楽しく放送していきます。
今後もどうぞよろしくお願いします。
来週は、映画『リトル・マーメイド』で主演を務めるハリー・ベイリーに注目します。