「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。

薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・「いちごと豆乳のヨーグルトババロア」

画像: 5月1日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

5月の薬膳のおはなしと食材について

5月は春の終わり、夏の始まりの時期。
新生活も少しづつ落ち着きだして、これまで張りつめていた心と体が
そろそろ休息を欲している頃ではないでしょうか。

ちょうど、春のストレスが現れやすい頃だと言われています。
気候的には、暑すぎず寒くもなく、とても過ごしやすい時期でもあります。 

今は、この後に控えている梅雨や猛暑に備える
「一時(いっとき)のお休み」と捉えて、今のうちにたまった疲れを取り除き、
補給に重点をあてて、しっかりと寝て、しっかりと食べる。
がんばりすぎないように気を付けて、ゆっくりと過ごしましょう。

春は「肝に負担がかかりやすいとき」というのは何度もお伝えしてきましたが、
この肝の不調からくるストレス性の胃腸トラブルに加えて、
イライラ・情緒不安定・不眠や体のだるさなどに悩まされるひとが多い時期です。
「五月病」という言葉もありますよね。

そしてこの後待ち構えている梅雨の時期になると、
じめじめとした湿気と熱気が体のなかに溜まることによって、
胃腸にトラブルを抱えるひとが多くなります。
こちらも今のうちに養生をして対策をしておきたいところです。

今月は、ひんやりとさっぱりと食べられるスイーツのレシピをご紹介♪
「いちごと豆乳のヨーグルトババロア」です。

メインの食材であるいちごは、今まさにスーパーでよく見かける旬の食材です。
いちごには、体内に溜まった熱を冷まして、
肝の高ぶり(イライラなど)を抑え、のどの渇きを癒すはたらきがあります。

また、胃のはたらきを良くして消化を助けたり、
尿の出をよくしてむくみをとるとも言われています。

現代の栄養学的にも、ビタミンCが豊富ないちごは
美肌や免疫力を高めるとも言われているので、今まさにぴったりの食材ですね。

あわせた豆乳とヨーグルトですが、豆からできている豆乳は呼吸器を潤して
お肌にも潤いを与えてくれて、ヨーグルトは胃腸のはたらきを良くします。

豆乳を選ぶときは、加糖されているものも多いので、
なるべく成分無調整のものを使いましょう。

お砂糖は、お好みのもので大丈夫ですが
一般的に沖縄など暑い地方が原産のさとうきびを使った
「きび砂糖」は体の熱を冷ますはたらきがあり、
北海道など寒い地方が原産のビーツをつかった「てんさい糖」は、
体を温めるはたらきがあると言われています。
ご自身の体調にあったお砂糖を選ぶと、より良いですね。

ただ、むくみやすい体質のひとは、
果物や甘いものを夕方以降に食べると、
余分な水気をため込んでさらにむくみやすくなると言われています。
甘いものはなるべく、日中に食べるのがおすすめです。

「いちごと豆乳のヨーグルトババロア」の作り方♪

【材料】(4個分)
いちご‥1パック(およそ200g)
砂糖…50g 粉ゼラチン…5g
プレーンヨーグルト…200g
豆乳…100g
【作り方】
①いちごは洗ってヘタを取り除き、
 飾り用に少し取り分けて残りをフォークなどでつぶし、砂糖を混ぜ合わせる。
②水(大さじ3)に粉ゼラチンを振り入れて混ぜ、600wのレンジでおよそ30秒加熱する。
③いちごと砂糖を混ぜ合わせたものに、にヨーグルトと豆乳を加え、
 加熱したゼラチンを加えて混ぜ合わせる。
④容器に注ぎ入れ、飾り用のいちごを上にトッピングして、
 冷蔵庫に入れて冷やし固める。

【★POINT★】
◎ゼラチンはしっかりと固まるまでに2~3時間はかかります。
その間はなるべく冷蔵庫の開け閉めを控えましょう。
◎粉ゼラチンに水をかけると水分が全体に行き渡らず、ダマの原因になります。
必ず水に少しづつ振り入れるようにしてください。
◎ゼラチンの分量は、このまま分量ですと、少し柔らかめの仕上がりになります。
お好みで5gから10gに変更して、もう少ししっかりとした固さに仕上がります。
その場合は、ふやかす水も倍量の大さじ6(90ml)に変更してください。

おしずが作ったババロアはこちら♪

画像: 「いちごと豆乳のヨーグルトババロア」の作り方♪

薬膳料理家 大原レミさんについて…

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