第29番「青葉山 松尾寺」をご紹介しました
創建は708年。縁起によると、唐の威光上人が青葉山の二つの峰を見て故郷にかたちの似た「馬耳山」という霊山があったことを思い出し登山したのだそう。大きな松の木の下に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのが始まりと伝わっています。その後、元明天皇が藤原武智麻呂に命じて本堂を建立し、松尾寺と名付けられました。
平安時代に一条天皇の命により「馬頭観世音菩薩」が造立され、威光上人ゆかりのご本尊を胎内に納めたと伝わっています。西国唯一の馬頭観世音菩薩で秘仏。ご開帳は不定期です。古くから交通安全や漁業、農耕・畜産を守る仏様として信仰されているほか、競馬ファンからの信仰も篤いそう。
享保15(1730)年に再...