画像: 学ラジ第七章 Podcast VOL.008

第8回:体育祭新種目考案委員会

「サヨナラ・ホームラン」  2018/0526/OA

脚本:栩野建夫 
出演:青木/栩野建夫・木下/白鳥美咲・実況/平松祐汰


BG-1:C.I.―(【タッチ】~球場の雰囲気)

実況: さぁ、9回の裏、2アウト満塁、
    3点のリードを追う学ラジ学園高校。
    最低でもヒットを打たなければ試合終了
    となります。
    バッターは4番ライト、キャプテンの青木!

NA: 学ラジ・ショートストーリー
           「サヨナラ・ホームラン」

青木: はぁ、手が震える。
    打たなければチームは負け。
    全てが俺にかかってる………!!
    
木下: 青木くん!

青木: 木下………。
    
木下: 青木くんなら大丈夫!
    いつものバッティングだよ!

青木: ありがとう………。俺、いってくるよ。
    (少し間を置いて)
    木下はマネージャーの身でありながら、
    毎晩俺のバッティング練習に
    付き合ってくれた。 
    彼女の気持ちに応えるためにも、
    俺は打つんだ。
    そして、勝って彼女に告白しよう。

BG-1: ―F.O.(【タッチ】~球場の雰囲気)

実況: さぁ、ピッチャー投げました!

SE-1: C.I.―(打つ音~歓声)

実況: 打ったぁぁぁぁ! これは大きい!
    入るか入るか入るか入るか、
    入ったぁぁぁぁぁぁ!
    逆転サヨナラ満塁ホームラン!!
    学ラジ学園高校の、優勝です!!!!

青木: (息を切らせながら)やった!! 打てた!!
    木下!! ありがとう!!
    お前のおかげだ!!
    
木下: おめでとう青木くん!
    青木くんなら打てるって、信じてた!!

青木: 木下!!
    俺、この試合に勝てたら言おうって
    決めてたんだ………。
    その………俺と…………。

SE-1: ―C.O.(打つ音~歓声)

木下: 付き合わないよ?

青木: ………え? いや俺まだ、何も………。

木下: (食い気味)付き合わないよ?
    もしよかったら付き合ってって言おうと
    してたんでしょ?
    付き合わないから。

青木: え、えーっと………。

木下: 練習付き合ってあげてたのは試合に勝つため。
    青木くん、最近なんか意識してるなーとは
    思ってたんだけど、やっぱりこうなったか。
    もう一回ちゃんと言っとくね。
    付き合わないよ?

青木: いや、あの………、はい、ごめんなさい……。
    ………ああ、めまいが……!!

SE-2: C.I.―(倒れる音~歓声)

実況: おおーっと、キャプテン青木!
    ベンチ前で倒れてしまいました!!
    サヨナラがよっぽど嬉しかったのか!?
    しかし、青木、サヨナラです!!
    サヨナラ!! サヨナラ!!
    サヨウナラーーー!!

BG-2: C.I.―(jingle~【タッチ】/岩崎良美)
END NA ~ 提供クレジット

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