SARAYA HAND WASH WEEK


10月15日はユニセフが提唱する“世界手洗いの日”です。
10月12日(月)~15日(木)までの4日間、
FM大阪「LOVE FLAP」では、環境・衛星・健康に貢献されているサラヤと共に、
毎日、手洗い/消毒にまつわるトピックを紹介しました!
★10月12日(月)は「手洗いの歴史」についてご紹介しました!
新型コロナウィルスの感染で、「手洗い」や「消毒」「咳エチケット」などが大きくクローズアップされましたが、わたしたち日本人にとっては、「手を洗う」ということは、昔から習慣付いていますよね?
いつごろから、手洗いの習慣があったのか?
なんと、『古事記』、『日本書紀』の時代から行われていたんです。
3世紀中頃~4世紀前半・古墳時代。日本で最初に大きな疫病が流行りました。
『日本書紀』には、この疫病で、人口の半分以上が命を落としたと記されています。
その時、崇神(すじん)天皇が、神社に「手水舎」をつくって、手洗いや口をゆすぐことを推奨しました。それ以降、神社に参拝する時は口をゆすぎ、手を洗ってからお詣りしました。
さらに、食前やトイレの後にも手を洗う習慣ができました。
2500年前から続く日本のすばらしい習慣や風習ですよね。
それから、およそ1500年、時間を進めて1840年代のヨーロッパでは、子どもを産んだばかりのお母さんが、産褥熱と呼ばれる病気で亡くなるケースが多かったそうです。
この問題に関心を持ち、原因の調査に乗り出したには、ハンガリー人の医師、ゼンメルワイス・イグナーツ先生。
ウィーン総合病院で、学生や部下の医師たちに手洗いを義務付けました。
この結果、医師たちが担当する産科病棟での死亡率は大きく低下したそうです。
それでも、当時の「学界」は、ゼンメルワイス先生の論文を拒絶し、その手法も論理も非難されたそうです。
その後、医師がこまめに手を洗うようになったのは1870年代のことですが、日常的な「手洗いの重要性」が広く知られるようになったのは、それから100年以上も経ってから。
アメリカでは「手洗いに関するガイドライン」が制定され、公式に健康管理の一環とされるようになったのは、なんと1980年代のことのようです。
★10月13日(火)は、「サラヤと日本の衛生」について!
思い出してください・・・学校などの手洗い場にあった、緑の液体せっけん。
あれは、サラヤの「シャボネット」というせっけん液です!
1952年から愛されつづけている、60年以上のロングセラーなんです。
「シャボネット」は、いまなお、少しずつ形を変えながら、家庭をはじめ学校、飲食店などの食品衛生や、病院などの医療現場まで、幅広い場面で愛されつづけています
サラヤの創業者、更家章太さんは、当時流行していた「赤痢」に対し、すべての人が出来る有効な感染予防の手段として「手洗い」に注目。
手を洗うと同時に殺菌・消毒ができる、日本初の薬用石けん液と、いつでも多くの人が清潔な状態でせっけん液が使えるように押し出し、押し上げ式の専用容器を開発しました。
日本初の薬用せっけん液として誕生した「シャボネット」は、せっけんによる手洗い習慣の普及と、衛生環境を改善してきた歴史的な商品です。
現在サラヤは、「衛生・環境・健康」にこだわった製品開発を続けています。
そして、サラヤは、2010年からウガンダで「100万人の手洗いプロジェクト」を。
2012年からは「病院で手の消毒100%プロジェクト」をスタートさせています。
この活動は、「日常の手洗い」や「病院における手の消毒」の重要性を伝える取り組みで、ウガンダの衛生向上と、同時に雇用も創出したことから、サラヤは「第1回ジャパンSDGsアワード」の外務大臣賞を受賞しました。
ボランティアではなく、ビジネスとして現地と関わり、手洗いの習慣を根付かせようと尽力したサラヤさんのエピソードは、現在発売中の『情熱のアフリカ大陸 サラヤ「消毒剤普及プロジェクト」の全記録』に詳しく書かれています。
★10月14日(木)は、「手洗い」や「消毒」の重要性についてお話しました!
コロナ禍で「手洗いの重要性」と「消毒の重要性」がクローズアップされていますよね。
そもそも、何故、手洗いが大切なのか????
人が罹患(りかん)(病気にかかる)する要因の多くは、手に付着した病原微生物(細菌・ウイルス等)が物品に付着し、そこからまた手を介して、鼻や口、目から体内に入ることです。
多くの病原微生物は、電車のつり革・手すり・エレベーターボタン・ドアノブを介して手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけとなります。
つまり、手は、見た目に汚れていなくても、病原性微生物が付着している可能性があるため、せっけんと流水を用いてきれいに洗い流す習慣をつけることが、感染対策の基本であり、最も重要な手段といえるんですね〜。
みなさん、手洗いするときを思い浮かべてみましょう。
手の平は一生懸命洗う人が多いかもしませんが、指先、親指、指の間、手首などは不十分になっていませんか?
また、「きき手」は洗い残しが多くなるようなので、気をつけましょう。
サラヤのウェブサイトなどに掲載されている「せいけつ手洗い」の手順を覚えて、洗い残しをなくしましょう!
そして、せっけんやタオルで病原体が繁殖しないように、タオルはいつも清潔なものを使って下さい。
手洗いの後に「手指消毒」をするとなお一層効果的。
しっかり手の水気を取ってからアルコール手指消毒剤を指先から手のひら、手の甲へと全体に広げてくださいね。
また「家庭内感染」が問題になっていますが、外から家庭内にウイルス・細菌を広めないために、玄関に消毒剤を置いて、手指消毒してから家に入る「玄関消毒」もオススメです。
★10月15日(木)は、「衛生・環境・健康」の啓発に貢献しているサラヤさんの活動をご紹介しました!
手洗いは、誰にでもできる衛生のいちばんシンプルな、でも実はとても大切な取り組み。
世界では、5歳の誕生日を迎えずに、命を終える子どもたちが年間520万人います。
その原因の多くは、予防可能な病気です。
私たちの生活には、当たり前にある水やトイレ、そして食事・・・
それらが不足しているために、不衛生な環境や生活習慣を強いられ、下痢や肺炎にかかって命を失う子どもたちが年間約150万人もいます。
もし、せっけんを使って、正しく手を洗うことができたら。
年間100万人もの子どもの命が守られ、また、下痢によって学校を休まなければいけない子どもたちが大幅に減ります。
正しい手洗いを広めるため、国際衛生年であった2008年に、毎年10月15日が「世界手洗いの日」(Global Handwashing Day)と定められました。
毎日する手洗いを通じて、自分の健康や世界の子どもたちのことを、いっしょに考えてみませんか。
毎週火曜日のSARAYA SDGs FLAPでは、
「持続可能な世界をつくるための目標=SDGs」についてお話ししています。
サラヤも、世界の「衛生・環境・健康」の啓発に貢献しています。
こちらも引き続き、お聞きくださいね!
