各大学の未来に繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は京都府京都市にあります京都工芸繊維大学におじゃましています!
先週に引き続き京都工芸繊維大学 デザイン学専攻 博士前期課程 2年小野里 琢久さんにお話しを伺いました!

さまざまな『デザイン』についての研究をされている小野里さん!
京都工芸繊維大学の『dCEP』というカリキュラムでは応用生物学専攻とデザイン学専攻とが協働するプロジェクトにも参加されたそうです!

そこで行われた
「アメリカミズアブを活用した循環経済シナリオ」の研究について今回は詳しくお聞きしました!

まず『アメリカミズアブ』とはどういった生物なのかというと…。

「近年、資源の有限性や持続可能性が取り沙汰されており、
廃棄されたものをどのように再利用するか、いかにして余剰資源を適正利用していくかに社会の注目が集まっています!
アメリカミズアブは生ごみを摂食しながら、その過程で成虫に育っていく昆虫で、分別が難しい生ごみをそのまま処理するのに適した生き物です。育った幼虫は飼料として活用し、畜産業や農業に接続することで資源の循環利用が可能となります。その循環の中に人間の食品廃棄物を入れさせてもらうイメージです!」

アメリカミズアブの動画も見させていただきました!

この研究が小野里さんのデザインの研究とどのように結びつかれているのかというと…

「人間にとっては処理が難しい生ごみも、他の生き物にとっては同じ廃棄物ではありません!
(今回の研究は)近代的な生活様式をもとに生まれている廃棄物の問題をきっかけに、関係性を人間以外の存在へと開いていく試みとも捉えられます。気候危機や技術発展に伴い、これまで近代が前提としてきた人工環境が「自然環境」や「情報環境」に拡張し、その概念が揺らいでいる中でどのような人工物をデザインするかを僕は研究していますが、
そうした状況下で実践を行うには領域横断の実践が求めらます!
dCEPの活動がそうした横断的デザインのきっかけになれば良いなと考えています!」

画像1: 9/25(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」
画像2: 9/25(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

2週間に渡り小野里さんにご登場いただきました!
今後もデザインの研究頑張ってください!

番組の情報や収録の模様は、FM大阪のツイッターでアップされています。
是非チェックしてください。
https://twitter.com/fmosaka851

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。
こちらも合わせてチェックしてください!
radikoタイムフリーで聴く⇒ https://www.radiko.jp/share/?sid=FMO&t=20220925135500

「マクセル meets カレッジナレッジ」
次回は立命館大学に伺います!お楽しみに!

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