現役関大生が月に一回お届けしている「防災イノベーションのヒントを探る」コーナー、
第4回は去年2022年11月25日(日)に放送しました。今回は,商学部4回生の小野くんと
社会安全学部4回生の北田さんが収録に参加しました!その内容をもう少し丁寧にご紹介します!
番組をお聞きになられた方も、お聞き逃しになられた方も、是非、ご一読ください!

これまでの流れをおさらいします!

防災・減災ビジネスにおける現状の課題はどのような生活者を念頭に置くのかによって
変わってきます。
私たちは生活者を防災意識の低い層と高い層に単純に二分化するのではなく、
さらに細かく5段階に分けて、生活者層毎に現状の課題を検討しています。
9月の放送回では、防災意識の高い層の中でも「行動するだけではなく不特定多数の人びとへ
発信している人びと」、いわゆる「防災インフルエンサー」にターゲットを絞りました。

“防災おしゃべりマン”って?

そして、今回注目したのは、同じく防災意識が高い層の中でも「行動するだけではなく
身近な人々へ発信している人々」、いわゆる「防災おしゃべりマン」です。
皆さんの周りにもどこかで災害が発生すると、その災害や防災について話をしてくる人が
いると思います。彼らがこの防災おしゃべりマンです。
彼らが防災について話すのは、家族や仲の良い友人に限ります。

彼らは、SNSなどで不特定多数に発信している防災インフルエンサーほど発信力はありません。
しかし、防災おしゃべりマンは誰にでも身近に一人はいる存在であり、その数の多さは
防災インフルエンサーを凌駕します。
また、彼らは個人の事情や地域の実情などを踏まえ、相手によって話し方を変えるので、
聞き手は防災インフルエンサーよりもむしろ大きな影響を受けるでしょう。
このように、生活者全体への影響力を考えたとき、防災おしゃべりマンの存在感は決して
無視できません。

“防災おしゃべりマン”の心配な点

防災おしゃべりマンによる発信は、身近な人同士の閉じた会話の中で行われます。
そのため、第三者による目が入らず、発信内容に誤りがあった場合に正される機会がありません。
発信内容の信頼性には注意が必要だと言えます。
この課題にどう対応するべきか、今後さらに検討を深めていきたいと思います。

まとめ

防災おしゃべりマン一人ひとりの影響力の大きさを考えると、いいモノ、いいサービスを
彼らに届けることができれば、その周辺への拡がりも期待できます。
それは、防災インフルエンサーを通しての防災の拡がり方とはまた違った形になりそうです。

画像: 収録に参加した北田さん(写真左)と小野くん(写真右)

収録に参加した北田さん(写真左)と小野くん(写真右)

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