各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。

今回は、大阪府枚方市にあります“摂南大学 枚方キャンパス”におじゃましています。

お話を伺うのは
摂南大学
農学部食品栄養学科4年
池本堅信さんです!

画像: 11/5(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

農学部 食品栄養学科というと、どんなことを学ばれているんですか?

着色料や、保存料など食品添加物の安全性を確認する分析などを行っています!
例えば、食品添加物や農薬を使用することは体に良くないと避ける人がいますが、
食品添加物を使わないと保存期間が短くなり短期間で食品を廃棄して
食品ロスにつながることも考えられ、
SDGsの達成に影響を及ぼします。
また、美味しさを保つ上からも大切です。
また、保存料を使用しないと流通にも影響があり、
地方で生産したものが都会で販売できなくなります。
さらに、食中毒のリスクも高くなり、健康を害することにもつながります。
このように、添加物を使わないということは、
食品の安全性や食品ロス、美味しさや流通を考えても、現実的ではありません。
こういった食品のリスクのバランスについて学び、研究しています。

一概に健康リスクがあるからと敬遠するだけでは、新たな問題が生まれてしまうんですね。

害があるということを恐れるのではなく、
どれだけの量を食べて体の中に入るのか、量を考えることが大切です。
例えば、“ひじき”には“ヒ素”という物質が含まれているんです。

ひじき、よく食べますけど大丈夫ですかね?

それだけ聞くとそう思ってしまうのですが、
調理で水戻しをする際にヒ素は減るので、リスクはほとんどありません。
また、厚生労働省によると実際には、
毎日一定量のひじきを食べ続けないと、健康被害が現れることはないといわれています。
むしろ、ひじきは、食物繊維を豊富に含み、必須ミネラルも含んでいるので、
バランス良くとれば、健康に良いとさえ言えます。
リスクを広い範囲から考えることが大切です。
ゼロリスクを求め過ぎずに、安全な範囲で使用する。
そのためには、安全な量であるかどうかを、
科学的な分析結果、いわゆるエビデンスで
証明する必要があります。

なんとなく健康に“良い”“悪い”ということがピックアップされがちですが、反対に悪いものにもメリットが、良いものにもデメリットがあるということですね。

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式Xでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます!

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