各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今回は、大阪府枚方市にあります“摂南大学 枚方キャンパス”におじゃましています。

お話を伺うのは先週に引き続き
摂南大学
農学部食品栄養学科4年
池本堅信さんです!

画像: 11/12(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

どうしてこの分野を学ぼうと思われたんですか?

元々、僕の両親は、食事の際、家族の安全のために必ず国産のモノを選ぶなど、
こだわりがある家庭でした。
食事は1日3食、欠かせないもので、食糧危機になれば争いが起こるほどの大切なものです。
だからこそ、健康被害を防ぐためにも、安全なものを食べてほしい、食べたいと考え、
この分野を学び始めました。

ご両親の影響があったんですね!

はい。ですが、国産のモノを選ぶ、という部分に関しては、実際にこの分野を学ぶ中で、
海外の食材も検疫所で日本の規格や基準に従って、しっかりと安全性が守られているということを知り、僕個人としては、海外のものも、食べるようになりました。

輸入食品、実際にどのように検査されているのでしょうか?

例えば、海外から入ってきた“オレンジ”について、数十トンにもおよぶ中から、
一部分だけをサンプリングして検査をしても、貨物全体の農薬の汚染状況を正しく知ることはできません。
なので、統計的に均一にいくつかのオレンジを均一にサンプリングして、全てを混ぜ合わせて均一にした数値を出します。
こうすることによって、その貨物の食品中の農薬や有害物質の検査を正しく行うことができます。

実際に、この検査で違反となることもあり、その場合には、廃棄や輸出国に積戻しされます。
このようにして、海外からの輸入食品も安全性が守られています。

では、最後に池本さんの今後の目標を教えてください!

今後は、食品企業の品質管理部に就職し、研究室で学んだことを活かして安全・安心な食品を提供したいと考えています。
食品添加物を使用しないことで、食品の保存性が悪くなり、たくさんの食品を廃棄し、食品ロスにつながります。また、農薬を使わないと、害虫の影響により野菜、果物や穀類などの収穫量が減少してしまいます。
ゼロリスクを求め過ぎず、正しく恐れて、健康被害がおこらない安全な範囲で、食品添加物や農薬を適切に使用する大切さを、多くの方に伝えることが僕の目標です。

池本さん、2週間にわたってありがとうございました!

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式Xでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます!

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