画像: SOPHIA SPECIAL INTERVIEW

SOPHIA松岡さん・都さんへのスペシャルインタビュー

――2022年9月に行われた日本武道館での復活コンサートから1年、大きなライブが続きましたが、この1年はどうでしたか?

都 啓一(以下、都) 
 ファンの皆様がSOPHIAをすごく熱望してくれていたんだなと改めて感じながら、そしてSOPHIAの楽曲がまた演奏できるということに喜びを感じながら、この1年間はやってきましたね。

松岡 充(以下、松岡)
 日本武道館で復活してから1年の間に、今までのSOPHIAの活動の中でも節目節目で行ってきた会場で、そしてとても大きなテーマを持ったライブを一本一本、重ねていって。すごく内容が濃かったですし、本当にやりきったという感覚があります。

――2023年10月9日には、横浜・Kアリーナでの『獅子に翼V』で、2024年3月10日(日)に『SOPHIA Premium Symphonic Night in ⼤阪城ホール』を開催することを発表されました。その時、ステージからご覧になって、ファンの皆さんのリアクションなどはいかがでしたか?

松岡
 SOPHIAが復活することは嬉しいけど、その先の活動はあるのか…と不安を抱えながら当日のライブに来てくれた方もいると思うんです。SOPHIAは活動休止前からそうだったんですけど、とにかく未来の予定をライブの最後に伝えてきました。僕はそれがオーディエンスとの確かな約束であり、一番の安心材料になると思っていて。「約束のライブまで頑張ろう」と思ってもらえるそれぞれの生活の中での目標というか、できるだけ次の活動はライブで発表したいという意向があって。過去4回開催してきた『獅子に翼』というライブシリーズはバンドとして新しいスタートを切るということを目指していたので、Kアリーナでの『獅子に翼V』で、The Symphonic Orchestraさんとの未知なるチャレンジをするという新しい活動を発表できてよかったですし、その一報を聞いてくれて、すごく喜んでもらえたという実感はありました。

――今、「未知なるチャレンジ」というご発言もありましたが、『SOPHIA Premium Symphonic Night in ⼤阪城ホール』について、メンバーの皆さんとはどんなお話をされたのでしょうか?

松岡
 FM大阪さんの『LIVE SDD 2023』でThe Symphonic Orchestraの皆さんと初めて、SOPHIAの『夢』という曲でご一緒させていただいたのですが、その時の感覚がメンバーの中にもあると思うんですよね。すごく良かったので。5ピースのロックバンドのフレージングと、約30人のオーケストラが同じコードのアンサンブルを構築するのとでは、普通に考えても質量が全く違うわけです。でもこれが一体化できた。同化して、一つの新しい音になるんだと、ミュージシャンとして、プレイヤーとして喜びを感じたと思うので、そこはみんなワクワクしているのではと思ってます。まだそこまで具体的には話していませんが、「これからやなぁ」とか、「頑張らなあかんで」という話はしました(笑)。


 本当、すごくワクワクしますし、FM大阪さんが数ある日本のバンドの中からSOPHIAを選んでくださって、「オーケストラと一緒にやりましょうよ」と言ってくださって、本当に感謝しかないなと思っています。その分、すごく楽しみたいですね。

――オーケストラのコラボレーションということで、どんなアレンジを考えていらっしゃいますか?

松岡
 SOPHIAの楽曲なので、マエストロ西山さんとThe SymphonicOrchestraの皆さんが僕たちに歩み寄ってくださることになると思います。それを受けて、都を中心にSOPHIAのプレイと僕のボーカルがどんどん積み上がっていく。ただ、このプロジェクトに携わる全員がそれぞれの楽曲のどういうところが好きなのかというところを絶対に失わないようにアレンジしていこうと思っています。

――前日の3月9日(土)は『LIVE SDD 2024』にもご出演されます。そこではいつもの5ピースのロックバンドです。そして翌日にオーケストラとのコラボレーションと。二日間にわたって違う形のSOPHIAを堪能できますね。

松岡
 3月9日(土)の『LIVE SDD 2024』は「飲酒運転を撲滅しよう」という明確なテーマがあって、それに賛同したアーティストやオーディエンスが集まって行われます。10日(日)に関しては、The Symphonic OrchestraとSOPHIAとの新たなチャレンジをするライブで。それは、オーケストラの演奏をがっつり聴きに行くという感覚ではなくて、演奏されるのはSOPHIAの音楽ではあるので、SOPHIAとして見せたことのない形、この日しか実現できないデラックスバージョンを観てもらえるんじゃないかな。「いいもの観たな~!」って、絶対、思ってもらえるように今楽曲アレンジなど進めています。生もののエンターテインメントはその瞬間、その場所でしか味わえないもの。そして、そこでの体験によって人生の見え方が変わったり、その直後から自分の生きる姿が具体的に変わってきたりする可能性のあるものと僕は思うんですね。僕もいろんなアーティストやエンターテインメントの影響を受けて生きていますし、その一端を僕らが担えることは光栄に思います。ライブの瞬間からでも、ライブの翌日からでもいいのですが、人生に対してさらにポジティブになれたりとか、ネガティブはなくならないかもしれないけど、それに負けない自分、心の免疫をつけてもらうというのかな、心のビタミン剤になるものができると思っています。同じ大阪城ホールですが、2日間の内容は全く違うので、一泊二日で観ていただければフルコースで楽しめると思います。『LIVE SDD 2024』ではたくさんのアーティストの音楽も吸収できますし、すごくいい二日間になると思います。

――大阪城ホールではSOPHIAの復活後もライブを開催されていますが、お二人にとって大阪城ホールはどんな場所ですか?

松岡
 関西人の僕らにとっての大阪城ホールは燦然と輝いているトップの会場です。光栄なことにその大阪城ホールに何回も立たせていただいているのですが、それでもやっぱり緊張しますね。長年一緒にやっているスタッフたちで行っても、毎回、音の聴こえ方が違っていて、一筋縄では行かなくて。「中途半端な気持ちで来んなよ、腹決めて来いよ」と言われているような感じがしますね。だから毎回、「お願いしまーす!!」みたいな感じ立っています。


 僕も同じような感じですね。僕もちょっと緊張感があるんですよ。それは地元やからかもしれないですが、なんか一味違う気がします。

――ちなみに、地元のファンの皆さんはいかがですか?


 笑いに厳しいです(笑)。でも「戻ってきた」という感覚があるので、僕の中ではアットホームな感じでライブができますね

松岡
 客席がね、めちゃくちゃうるさいんですよ(笑)。うるさいというか明るくて。めちゃめちゃツッコんでくる。あれは目立とうとして言ってるんじゃなくて、呼吸をするようにツッコんでくるんですよね。それが賑やかで、僕らもそれで緊張感がほどけますし、あったかいなと思います。都も僕も関西で生まれて、育っているので、関西の何に一番安心するのかというと、「味」なんですよね。料理で言うと出汁の違い。ライブで例えると出汁というのは、オーディエンスのことですよね。ライブのベースでもあるオーディエンスの味に安心するんですよね。あとは、とにかく明るい。明るい気持ちでライブが終われるのは、やっぱり関西ならではだなと思います。


 そうですね、お祭りですね。

――3月9日(土)、10日(日)には、全国からファンの方が来られると思いますが、皆様に関西人の「味」をお伝えするなら、どう表現されますか?

松岡
 まずはさっきも言った明るさ。関西人って話しかけてくるので。客席からステージにも話しかけてくるけど、客席同士でも話しかける。困っていたり、迷っていたら、すぐ「大丈夫?」みたいな。そういう人情味が溢れるところが関西の魅力だと思うんですよ。フレンドリーな関西の風土を楽しんでもらえたらと思います。ライブ+関西、+大阪を楽しんでほしいと思います。

Text by 岩本和子

LIVE INFO

●「LIVE SDD 2024
 日時: 2024年3月9日(土)15時開演
 会場:大阪城ホール
 飲酒運転の撲滅を誓う10,000人のライブ。

●「SOPHIA Premium SymphonicNight in 大阪城ホール
 日時:2024年3月10日(日)17時開演
 会場:大阪城ホール
 SOPHIAとThe SymphonicOrchestraが織りなす一夜限りのコラボレーションライブ。

 

SOPHIA Premium Symphonic Night

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