各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今回は東京都世田谷区にあります “駒澤大学” に
おじゃましました。

お話を伺うのは
駒澤大学 
経済学部 商学科 3年
小林純奈 さん です。

画像: 1/21(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

小林さんは、どのような活動に取り組まれているんですか?

私は、ロスフラワーを活用した障がいを持つ子ども達の 社会進出支援に取り組んでいます。

“フードロス”はよく耳にしますが、“ロスフラワー”ですか?

生産された花が消費者の手に渡らずに、
廃棄されてしまうことを“フラワーロス”と呼びます。
実は販売のために育てられる花 およそ35億本のうち、10億本が廃棄されており、
その経済損失は、およそ1500億円とされています。

売れなかった花をはじめ、茎が細い、傷がついているなどの理由で
廃棄されることが多く、社会問題となっています。
このロスフラワーを、“ポプリ”と呼ばれるドライフラワーをオイルなどで香り付けして、
見た目や香りを楽しみことのできる商品に加工し、販売をすることで新しい価値を生み出します。

手元に実際の“ポプリ”をいただいているのですが、とても可愛くていい香りですね!

そうなんです、この状態なら、生花として販売できないものも、
商品として活用することができます。
また、この“ポプリ”の製作 、販売価格の設定、POP作り、販売に至るまでを
特別支援学級の知的障がいをもった生徒と一緒に行います。

障がいのある方への就職に対しての支援不足は問題となっており、
特に、特別支援学校卒業後の進路で就職者は3割と、困難になっています。
そこには、社会との触れ合いが少なく将来の夢を想像することも難しい、
就職意識が不足してしまっている、という問題があります。
この活動を経験してもらうことで、生徒には、「社会のしくみ」に能動的に触れ、
人に喜んでもらう経験をしてもらうことができます。

なるほど、障害を持たれた方の社会進出へ向けた経験づくりと、フラワーロス、
2つの社会問題に対するアプローチができるというわけですね。

実際に市場で廃棄予定だった花を直接お願いして提供していただき、
昨年11月には世田谷区内の中学校の特別支援学級にて、
ロスフラワーを使ったポプリの製作からPOPの作成まですべての工程を行いました。
ちょうど一昨日の19日に世田谷区社会福祉協議会主催の 地域福祉推進大会で、
作ってくれた生徒のみなさんと販売を行いました。

その際のお話は、来週も引き続き小林さんから詳しくお話を伺います。

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式Xでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます!

This article is a sponsored article by
''.