はじめに

いつもの放送枠を飛び出してお届けした
星野源研究室〜スピンオフ!! 、お楽しみいただけましたか?
radikoのエリアフリーやタイムフリーでも多くの方に聴いていただき嬉しい限りです。
30分だから6回聴けるよって番組で言ったら、本当に6回聴いてくれた強者もいました。笑
まだまだ興奮冷めやらずですが‥ここにスピンオフのあとがきを残したいと思います。

画像: はじめに

FM大阪来訪!

今年の星野源研究室で「大阪のスタジオに行きたい」とおっしゃっていた源さんですが、
まさかこんなに早くFM大阪のスタジオに来てくださるとは‥!
ビックリしましたよね‥!!
嬉しすぎるお知らせを受け、一瞬 時が止まりましたよ。笑
イベントで大阪に来られることは知っていたものの お忙しくいらっしゃるので無理だと思っていました、とお伝えしたら、源さんはアハハ!と朗らかに笑っていらして。
スケジュールを把握しているオタクDJ、怖がらせたかもしれません。笑
今回はリモートではなく、FM大阪のスタジオでのインタビューが実現!
(慌てていつものスタジオに掃除機をかけたけど、収録は別のスタジオだったのも良い思い出です。笑)
これも、2019年からこれまで熱量高く番組に参加してくれた研究員(リスナー)の皆さんの、愛の賜物です!!
研究員の想いに寄り添い、
行動を起こしてくださった源さんの誠実さに、改めて皆さん胸を打たれたことと思います。
もう、ますます好きになってしまいましたよね!?はい、ますます好きになりました!!
インタビューを聴いて、余計にそう思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。
インタビューするにあたって、
どんな質問をするべきかとても悩みました。
源さんが指摘されたように、研究しすぎて視野が狭くなっていて。笑
でもせっかく貴重なお時間をいただいたので、研究員の方の感想やお言葉をお借りしながら、研究員を代表して質問させていただきました。
どんな質問にも、まっすぐお答えてくださった源さん。ありがとうございました!!

源さんに質問!

Q.イントロから好き!というリスナーさんの声が多かったですが、イントロについて、実際にどんな風にフレーズを作っていかれたのでしょうか。たくさんあるシンセの中から、どうやって音を選んでいかれましたか?

♪光の跡の美しいイントロについては、
「今の時代とは反対に長いイントロだけど、すごく好きだしこれが自分の想いだ、やっちゃおう!と思った。」
曲の制作は、
「全部 自分の耳で判断して決めている。
海外のミュージシャンと一緒に曲を作る時も
(今も一緒に曲を作っている人がいる、とのこと!)
みんな音楽理論とか関係なく作っていて、
何回も何回も聞いて好きなフィーリングをただ入れていくだけ。これで間違ってなかったなって思った。」
たくさんあるシンセサイザーの中でも特にProphet-5の音がお好きで、よく触っているそうです^^( Prophet-5が羨ましい )
元々はシンセサイザーよりも生の楽器に魅力を感じていたけれど、シンセについて勉強していく中でどんどん気持ちが変わっていったとのこと。
「あの音を表現したいけれど、追いついていなくてピアノじゃない音になっちゃってる感じも可愛い」と思っていることもお話くださいました!
そんな808スタジオの温度管理は?という
わたしのアホな質問には笑ってくださって。笑
空調でいつも同じ温度になるようにしていて、ドライで除湿しているそうです!

Q.「光の跡」と「生命体」が両A面であることの意味や繋がりを感じているリスナーさんも多かったです。どちらも違う角度から命について歌ってるとおっしゃっていましたが、それは結果的になのか、意図してなのか教えて下さい!

いのちや大きな愛を歌った♪光の跡♪生命体 が両A面になったのは、まさかの「偶然」とのことで‥!
「制作の時は心が風邪をひいていて、
♪生命体 の大サビの『死ぬな 研ぎ澄ませ 行け 走れ』は自分に言っていた。」と源さん。
「人を励ます曲よりも、自分の中で戦ってたりする曲の方が、なぜか心を元気づけることがある。そういうことになったらいいなと思っていた。」そうです。
まさに‥なっています( ; ; )
仕事前に聴いているという研究員の方も多いのですが、わたしたち生きる力をめちゃくちゃ貰っています!!
♪光の跡 に関しては、
「人間って終わってくよね、今は地球もあるけど何万年か先には人間はいない。
残した音源やCDも誰も聞けなくなる。
僕がやってることに何の意味もないんじゃないかと思った。
でも30年前の曲にすごく励まされたりするし、太陽の光が海に反射する様を見て美しいと
悩みがなくなったりもする。
すごく励まされたりするし、感動する。
終わることが分かっているのに、
なぜ人と出会って愛を交わしたり、
誰かと仕事をすることで友情が芽生えたりするんだろう。
そういう人間の割り切れなさ、
よく分からなさを描こうという方向になったときに歌詞が書けた。」
と語ってくださいました( ; ; )
「自分たちの生活、すごく退屈な繰り返しの中に、実はすごく輝いているものがあるんだというメッセージを曲ごとに書いてきた。」
そんな源さんから、終わりという言葉が今 届いたことに驚きがあったのですが、
「世の中がどんどん大変になっていくにつれて、
なかなか楽観的な希望を持つことが難しい。
そういう中で、終わりを意識しないっていうのは正直じゃないなと思った。」
「今の世の中、なかなか明るくなれない。
自然と時代性は入ってきちゃう。
でも音楽の意味、役割はきっとあるんだろうなって。
その中でどう輝く言葉だったり音を届けられるか、というところで戦ってた。」そうです。
困難なこの時代を一緒に生きているんだなぁとしみじみと感じて、グッとくるお言葉でした。
めちゃくちゃスターである源さんが持っている、その普通の感覚に改めて嬉しくなったし、
(タワレコ村越さんに報告しないと案件)
そんな中で聴く人の心と瞳がキラッと輝く楽曲を届けてくださったことに、やっぱりすごい人だと思いました。
「だから、今年のテーマはアホになる!」とも
おっしゃっていた源さん。
わたしたちも時にはアホになることを忘れないようにしましょう‥!

Q.源さんが曲を作る時に歌を載せるかインストで行くかどのタイミングで決めるのか、何か明確にこれは!という決め手はあるのでしょうか?

「曲のかけらは日々たくさん できている」そうで、
インストを作る時と歌を作る時に何か違いはあるのか尋ねてみたところ、
「インストを作るぞ、ってのは あんまりない。
特に歌って感じでもなく、
ビートやサウンドの雰囲気がいいな、
このまま進んでいくとインストに出来たり
良い雰囲気になるんだろうなって思うけど、
その先に行ったときに急に歌いたくなる瞬間があって、一曲になることもある。」
というご回答。
急に歌いたくなるって最高の感覚じゃないですか‥!?
最近 細野晴臣さんと連載でこんなお話もされたそうで‥
「彫刻しているっていうか。
頭の中にビジョンがあるけど、そこから削っていくまではビジョンも本格的には見えない。
削っていかないと、木の中身がどうなっているか分からない。」
なるほど‥
曲を作るってすごい作業なんだなぁと、改めて感銘を受けました。
わたしならその大きな木を前に立ち尽くして、ちょっとだけ削って見なかったことにしそうです‥←
また、「自分が歌わない曲を もっと作りたい。
他のボーカリストやラッパーの曲を作りたい。
自分の歌は制限がどうしてもあるから‥。」
(ここで、ファルセットの音域も上がってるから、源さんの歌に制限はないです!と話に割り込むオタクDJ)
「結局 誰もやってくれないから自分でやるか ってやってくと、ちょっとずつ自分も成長していくので、それは自分も面白いと思ってる。」
と笑顔で話を続けてくださいました^^
トラックメーカーとしての源さんにももちろん興味がありますが、源さんの歌もたくさん聴きたいです!!

リスナーの皆さんへメッセージ!

最後にリスナーの皆さんへのメッセージ。
「研究員として、これからもマニアックに、
人の目を気にせず(笑)、オタク道を突き進んでいただきたいと思います。
研究も、広める活動も、していただきたいんですよ。」
(どんな広め方が嬉しいですか?)
「僕の写真をアイコンにしないでねってラジオで言ったのを、すごく皆さん守ってくれてて嬉しい。
自分がこれセンスが良いと思う、
カッコイイって思う方法の広め方が1番良い。
あとは、直営業。笑
CDを渡してマジマジ聞いて、みたいな!
それ結構 大事なので、
引き続き、応援を よろしくお願いします。
いつも ありがとうございます。」
とのことでした!!

さいごに

こちらは要約になりますので、
ラジオ越しに、肉声で聴いてくださった方には
もっと源さんの言葉がまっすぐに届いたはず。
30分弱でしたが、ギュッと凝縮されたインタビューになりました‥よね?(めちゃくちゃ不安)
忘れないでいただきたいのが、
これまで一緒に番組を作ってくれたあなたのために、源さんは駆けつけてくれたんだということ。
みんなの想いが届いたから実現したインタビューだと思っています。
たくさんのリスナーさんと関係各所の皆さんが
自分のことのように喜んでくれたことが、
わたしは本当に嬉しかったです。
一生懸命やっていたら、こんなこともあるんですね。なんMEGA!および星野源研究室、ここからまた頑張れる気がしています!
源さん本当にありがとうございました‥!!
いつだってチャンスはいつやって来るか分からない。
日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えていきましょうぞ!(突然 虚無蔵さんの名言を引用)
またまた長文になりましたが、
お読みいただきありがとうございました!!
もうちょっと近づいたら、と言ってくれた源さんに、わたしなりに精いっぱい近づいてみたのが、こちらのお写真となります。

画像: さいごに

(写真撮るのに めちゃくちゃ遠くにいた人)
顔、ガッチガチですね‥。家宝にします!!笑

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