毎週・水曜、午後2時半頃からは『阪神高速maruごとハイウェイ!』
このコーナーは、ドライブにオススメのスポットやイベント、グルメはもちろん、
そんなスポットにアクセスできる「阪神高速」の
最新トピックスもご紹介しながら
週末ドライブにぴったりの話題をまるっ！と、ご紹介します！！
5月8日は「阪神高速道路、技術部国際室 片山さん」、
そして、「阪神高速道路、技術部国際室 ヤシールさん」をスタジオにお迎え。
ヤシールさんはモロッコ出身で、日本の大学での修士号取得と日本企業でのインターンをきっかけに
日本が好きになり、阪神高速で働くことになったそうです。このコーナーには２回目の登場！
お二人とも阪神高速歴が7年目という片山さん、ヤシールさんが所属されている
阪神高速の国際室は、
阪神高速グループが提供しております様々な道路サービスのなかで国際事業を担当し、
阪神高速がこれまで培ってきた高速道路の運営や維持管理の知識と経験を活かし、
海外の道路ネットワークに関する課題解決をお手伝いするコンサルティング事業をされています。
なお、これまでアジア・アフリカを中心に事業を展開し、
事業をとおして世界の持続可能な社会と経済の発展、
現地の皆様に寄り添ったより良い暮らしの実現を目指していらっしゃいます。
今回届けていただく情報は、
そんな国際事業の一環でアフリカ北部のモロッコでの取り組みです。
モロッコでは、2023年9月8日、現地時間23時11分にM6.8の地震が発生しました。
この地震の影響で当社と技術協力の覚書を締結している
モロッコの国営高速道路会社ADMから被災地近くの橋梁及びトンネルの調査依頼を受け、
阪神高速から３名の調査団を派遣することになりました。
そんな中調査団として現地に派遣されたのが、
今日お越しいただいている「ヤシールさん」です。
モロッコご出身のヤシールさんの現地の印象は
ヤシールさん「モロッコではこれほど大きな地震が発生することがほとんどなく、
ニュースなどで被害の写真や動画を見た時はとても心配でした。
地震が発生した時、私は日本にいまして、幸いにも私の家族と友達は震源地から
離れたところに住んでいたので、被害は受けていませんでした。
今回私は地震発生から約２ヵ月後にモロッコへ渡航しました。
震源地はマラケシュという街の近くで、観光都市が地震の被害を
どのように受けたのか心配でしたが、空港やホテル、市内の中心部を訪れると、
すでに人々が平穏な日常を取り戻している姿にほっとしました。
ただ復興中でしたので、足場や防護シートが設置されている場所が沢山ありました。」
そんなモロッコでの調査は、
現地に約１週間程度滞在し、モロッコ南部の高速道路の被災状況の確認を行い、
地震の影響があったかどうかを調査されました。
例えば、橋梁に大きなひび割れが発生したかどうかや、
地震で受けた損傷が橋梁の性能・安全性に影響していないかを確認したそうです。
調査した結果、半数以上の橋梁は損傷がなく、損傷が発生していた橋梁についても
性能・安全性に影響はありませんでした。そのため、難しい補修が必要な箇所は
無かったということです。
また、「トンネルの調査」も行いました。
トンネルの調査を行いましたが、特に問題はありませんでした。
トンネル調査をしている時にモロッコ国営放送の取材が入りました。
この取材を阪神高速さんが受けた印象は、
日本では地震に強い道路がよく作られているので、日本の技術者がモロッコに派遣されたことに対して、モロッコ現地の方々は安心されていたように感じられたそうです。
その後は、点検結果報告を作成し、モロッコ国営高速道路会社ADMの本社にて、
高速道路会社の総裁に報告しまして、阪神高速で使用している
地震振動検知器と変動計測装置をおすすめし、どのようによく使用されているかも紹介したそうです。
ちなみにモロッコの現状は、
復旧作業が進み、現在はみんなおおむね元通りの生活ができている状況なんだそうです。
阪神高速さんは関西エリアにとどまらず、国際的に高速道路の技術協力をするなど
多岐に渡って、安全・安心・快適を未来につなげる取り組みをされているんですね！
阪神高速さんの国際コンサルティング事業（モロッコ）について詳しくははこちら！
「阪神高速 maruごと ハイウェイ」では、
リスナーの皆さんからのドライブソングのリクエストを募集しています。
「赤maru」のリクエストフォームからエントリーしてください。
採用された方には、ドライブにも便利な、
「赤maruと阪神高速のマスコット・もぐらのコージくんコラボQUOカード」をプレゼントします！
たくさんのリクエスト＆メッセージお待ちしています！！
