各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今月は東京都世田谷区にあります“東京農業大学”におじゃましています!
今回は
東京農業大学
食料環境経済学科 3年
代市 彩葉さん にお話しをお聞きします!
代市さんは長野県 小県郡長和町の
耕作放棄地と伝統文化の再生を通した地域活性化のための
“山村再生プロジェクト”で代表を務められています。

“山村再生プロジェクト”では、具体的にどういった活動をされているんですか?
現在プロジェクトでは、全体での活動に加えて、“マルシェ班”、“観光班”、“映像広告班”、 “地域文化班”、そして“トマト班”という5つの班に分かれて活動を行なっています。
代市さんはどの班に参加されているんですか?
私自身は、現在代表となり、班に所属はしていないのですが、 1年生から2年生の間、2年間は“トマト班”に所属していました。
長和町では、元々、「長門のトマト」としてトマトソースが生産されていましたが、
農業者の高齢化や担い手の不足によって、生産がストップしてしまいました。
そこで、生産を中止していた“トマトソース”の加工、販売を
私たちのプロジェクトで一部引き継ぎ、協力させていただいています。
単純に農家さんの担い手不足、だけでなく、
作ったトマトを販売、加工する部分にも担い手不足問題があるんですね。
このトマトソースは、2016年に復活をしました。
今年度も引き続き、生産を行うことが 出来てとても嬉しく思います。
商品は「長和のトマト」という名前で販売しています。
パッケージデザイン、味付けから瓶詰めの加工はもちろん、
トマトの収穫などもお手伝いさせていただいています。
「長和のトマト」!気になりますね〜!
どんな味付けなんですか?
トマトだけでなく、沢山の野菜が含まれており、
香辛料がきいていて、香りが際立つ味わいです。
無添加でとても美味しく、お子様にも安心して食べていただけます。
商品は、東京農業大学の学園祭や、東京のマルシェなどで販売を行い、
昨年は500個以上を売り上げました。
すごい数ですね! 収穫から加工、販売まで全てに携わられ、
学ばれたことも多かったんじゃないですか?
実際に六次産業化に関わるというとても貴重な経験ができました。
加工をするにあたってのHACCPの勉強や加工手順の見直し、
営業をするにあたっての計画など、
色々な面から学ぶことが出来たと思います。
何より、夏の暑い中、仲間とともに加工を頑張ったことは、
本当に良い思い出です。
1つの商品を生産するという大変さや、
お客様に喜んでいただける嬉しさなども実感しました。
なかなかできない経験ですよね。
そのほかの班については、来週も引き続き代市さんから詳しく伺います。