今月のゲストは、現役看護師で高野山真言宗僧侶の玉置妙憂さん。
本日でご登場ラストとなります。
最終週はリスナー煩悩相談!
【ラジオネーム】 大阪市西区のさくらさん 38歳女性の方から
いつも楽しい放送をありがとうございます。
さて、早速ですがご相談です。
私は昔から、「お墓の意義」があまり分かりません。
自分は、若くして亡くなった母の事を心から愛していましたし、愛されていました。 母が亡くなってから未だ金銭面などの都合でお墓はなく、お寺さんにお骨があります。 その事について親戚などから、「可哀想」と直接は言われないものの、 そのようなニュアンスで「うちの墓に入っても良いよ」と法事の席などで言われます。 きっと親切心で言ってくれているものだろうと解釈しています。
ですが母は、父の、兄の、姉の、私の、心の中にいます。 お墓参りをせずとも、毎日仏壇(実物を見た事がありません)に手を合わせなくとも、 常に母の存在は自分のどこかにあって、身近に感じています。 故人は常に心の中にいる、と言えば聞こえが良いのかも知れないのですが、 実は私は「ご先祖様に感謝する」というのも良く分かりません。 私は幸いにも可愛い2人の子どもに恵まれておりますが、 この子たちが自分たちのもとに生まれてくれた事は奇跡であって 親である自分たちの力や、実績などではない、と心底思います。 ですから勿論子どもに、自分たち親や、ご先祖に感謝しろとも到底思えません。
でも日本で生まれ育ち、毎年お盆のお墓参りを恒例にしている夫と生活を共にしていると 「ご先祖様を大事に思っていないこと」や「お墓参りの意味が分からないこと」が 後ろめたいというか、何となく人道的ではないような気がして、大声では言えません。 なので、夫側の毎年のお墓参りは、恒例行事としてやっています。 花をそなえて手を合わせていますが、「夫がやりたい事なら」と思って、こなしている感じです。
自分なりにお墓やお墓参りの意義を考えたとき、それは、残された人が故人を偲ぶための、 ある種独りよがりと言いますか、自分主体の産物なのではないかと思えて仕方がないのです。 もちろん、故人が生前に立派なお墓を持つ事や、 それを管理して欲しいと強く願っていたならば、故人を偲ぶ事につながるのでしょうが。 私自身、この世は「生きている人が主役」だと思っているので 自分が亡くなってから、子や孫に墓の世話など煩わしいことは一切背負わせなくないのです。 叶うなら、自分の骨は海に捨ててもらい、 どうしても墓参りしたいというのなら、その海で楽しい船旅でもして欲しいものです。
このような自分は未熟なのでしょうか。やはり人道的ではないのでしょうか。
是非哲夫さんのお考えを伺いたく、人生で初めてラジオに投稿しました。
因みに、高校生のとき、M-1で笑い飯さんの漫才を初めて観て、人生で一番笑いました。 続きが気になるのに、途中自分の笑い声が邪魔やと思うぐらい笑いました。 テレビを観てあんな大爆笑は後にも先にもありません。 取り止めのない長文失礼しました。お読みいただきありがとうございます。 時節柄どうぞご自愛くださいませ。
放送時間の関係上、内容短く編集してお届けさせて頂きました。
申し訳ございません。
さくらさん、素敵なご供養をされていると思います!
ただ「他者を認めることで、自分も認める事ができる」という言葉を
受け取って頂けたら嬉しいです。
そしてもう一通
【ラジオネーム】 大阪府八尾市 「ぽぷら」さん 27歳女性
弟から勧められて、最近聞き始めました。
先日、祖母が93歳で永眠しました。 私は、お葬式で涙を流すことなく、心の中で南無阿弥陀仏を唱えることしかできませんでした。 祖母との思い出は沢山あるはずなのに、涙が出なかった自分はダメな人間なのか、 思いやりがないのかと考えてしまいます。そんな私を、祖母は見守ってくれるのでしょうか。
アドバイスいただけますと幸いです。
お祖母様は成仏されて仏様になられたのです。
涙を流さなかったくらいで見守らない、そんな小さなことは言いません。
そして、涙の量で人は測れません。
きっと、思い出を大切にされることで、心安らかになられると思います!
1ヶ月間玉置さん本当にありがとうございました!
素敵なお話ばかりで、、、ぜひまたお願いいたします!
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています。
「勉強・仕事・恋愛・人間関係」なんでもOK。
「喜怒哀楽」のどれかにまつわるお話もお待ちしています。
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