各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今月は、大阪府茨木市にあります
“追手門学院大学” におじゃましています。
お話を伺うのは
追手門学院大学
心理学部3年
宇野桃奈さんです!
宇野さんは先週出演いただいた林さんと同じく
社会問題を題材に演劇を行う団体
“舞台表現プロジェクトSTEP”に参加されています!
宇野さんは、今年の春公演で、脚本を担当されたそうですが、
どのような内容だったんですか?
“かみひとえ”というタイトルで、同じ書道部に所属する3人の高校生が、
大会のパフォーマンスの題材となる言葉を考えていく中で、
“いいことば”が何なのかに向き合います。その過程で“ことば”をきっかけに部員同士の衝突や
お互いを見つめ直す機会を通して、良いことばは悪いことばにもなりうるということを
再認識していくストーリーです。
なるほど、どうしてこういった題材にされたんですか?
中学生のころに何気ない言葉に傷ついた経験があり、「言葉」をテーマにした題材を考えました。小学生のころは勉強が苦手で内向的な性格だったのですが、そんな自分を変えたくて中学では
勉強に力を入れるようになり、生徒会長にも選ばれました。
「天才だね!」と周りから言われることが増えて、褒められて嬉しい気持ちもあったけれど、
「頑張ったことができただけで、なんでも出来るわけじゃないのに」というもやもやした
気持ちがずっと残っていたことを覚えています。
そんな経験や、日々SNS上で目にする「心ない声」から着想を得ました。
実際に、公演されていかがでしたか?
普段自分が投げている言葉について考えさせられたというお声を沢山頂いて、
少しでも言葉に向き合う機会を作れたことに嬉しく思います。
また、見に来てくれた友達に公演後挨拶をしに行くとその子が大号泣していました。
最初とても驚いたのですが、自分が生み出したものがこうして誰かの心を動かしているということを強く実感し、とても嬉しく本当に挑戦して良かったと思いました。
公演自体は絶対にひとりでできるものでは無いので、脚本の至らないところがあった中
メンバー皆が一緒に頑張ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
なかなか普通の大学生活ではできない体験ですよね、
実は宇野さんは芸能事務所に所属されていて、
普段は、俳優としても活動されているそうなんです。
ですが、どうして大学の演劇に参加されようと思ったんですか?
普段している役者としてのお仕事とは違った“舞台”も経験したいと考えていたので、
参加しました。プロの方にも携わっていただき0から作り上げるクオリティの高い舞台は、
とても勉強になっています。
また、昨年秋公演の“HOME”という舞台では、役者として参加しました。
近所付き合いの希薄化やヤングケアラーなど、身近な問題を取り上げた内容だったのですが、
映像というフィルターを通さずに演じる姿がそのまま観客に届く、というのが新鮮で、
かつ内容としても考えさせられることも多く、とても有意義な経験になりました!
この経験を活かした、宇野さんのさらなる活躍にも期待したいですね!
宇野さん、ありがとうございました!
舞台表現プロジェクトSTEPについて詳しい情報はこちら!