各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今月は、兵庫県西宮市にあります
“関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス”におじゃましています。
先週に引き続きお話を伺うのは
関西学院大学
国際学部1年
中西麻緒さんです!
さて、中西さんが、先日開催されたSDGsアイディアコンテスト
「関西学院SDGsユースアイディア2024」で最優秀賞を獲得されたアイディア
【廃棄食材を使用して作る 食べられるおかずカップ】について引き続きお話を伺います。
お弁当で使用される使い捨ての“プラスチック製品”を削減するためのアイディアですが、
過去には実際に料理店との連携も行ったことがあるそうですね。
はい、自宅で製作することも可能なのですが、どうしても手間がかかってしまう、
結局使い捨てのものを買ってしまう、という意見を多くいただきました。
そこで、どういった材料と分量が適切であるかということに加えて、
コストや製作手順についても実際に大学院の教授や地元の料理店との
話し合いを通して研究を進めてきました。
その上で実際におかずカップを製作し、召し上がっていただきました。
さらに、実際にハワイへ渡航し現地の学生と交流をする中で、今回の取り組みに対して
国際的な視点から意見をいただきました。
反応はいかがでしたか?
「おかずカップとしてご飯と一緒に食べられるので、ゴミが出なくて便利なうえ、クッキーみたいで、美味しかった」という意見や「紙製の製品ではないので、中に入れる食材の味に影響がなかった」という意見をいただきました。
好評ですね!
ですが、ここからさらに“おかずカップ”を広めるにあたって、大きな問題があります。
それは、“保存期間など商品のブラッシュアップ”と“費用”についてです。
どうしても学生のレベルでの商品作成はハードルが高く、
強度や保存期間にまだまだ問題があります。
また、個数に関しても、現状の作成方法ではどうしても単価が上がってしまい、
やはり使い捨てのものを使ってしまうことにつながります。
なるほど、となると、品質の向上と大量生産で費用下げることが必要ということですね。
はい、大量生産をすることによって、使い捨てのものと同じくらいの金額まで
費用を抑えられるという計算はできています。
また、企業が作り方のマニュアルを公開することで、
個人が自宅で発生してしまう食品廃棄物を使用しておかずカップを
作ることにも繋がるのではないかと考えています。
今回、受賞によっていただいた奨励金は、商品製作や廃棄食材の手配に
ご協力いただける企業を探し、本格的な商品化に向けた活動のために
使わせていただきたいと思います。
ぜひ興味を持たれた企業の方がいらっしゃれば、お声がけをいただきたいですね!
多くの人が実践しやすく、かつ身近に感じられる小さな取り組み、
そして、取り組もうという思いが、世界を変えていくことを番身近に実現させられるのが
おかずカップという商品であると考えています。
今後も応援しています!さて、今日はここまでです。
中西さん、2週間ありがとうございました!