各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今月は、兵庫県西宮市にあります
“関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス”におじゃましています。
1週目に引き続きお話を伺うのは
関西学院大学
国際学部国際学科2年
佐藤晃一 さんです!
さて、先週までアイディアコンテスト 「関西学院SDGsユースアイディア2024」で
最優秀賞を受賞された中西さんにお話を伺いましたが、
他にも入賞したアイディアをご紹介いただけますか?
はい、“優秀賞”は、国際学部2年生 岡笑叶さんのアイディア
【貧困を理由に夢を描けない子どもをなくしたい】が受賞しました。
このアイディアは、「フィリピンのスラム街で貧困に苦しむ子どもたちがそれぞれの夢を描き、
未来に希望が持てるように、現地のNPOを協力して、個人の目標と達成計画の立て方に関する
ワークショップなどを行う」という内容でした。
続いて、“奨励賞”は、経済学部4年生 楊井健太郎さんが代表を務めた、栗田ゼミのアイディア
【サンバトラ・ノートブック ~健康手帳とアルバムでマダガスカルの農村を豊かに~】です。
このアイディアは、「マダガスカルの子どもたちの読み書き・算数などの認知能力や、健康状態、
成長度合いを総合的に把握できる写真付きの健康手帳を作成・配布する」という内容でした。
どれも本当によく考えられていてすごいと思うのですが、
なにより“大学生”のみなさんが、自分のことでも多忙な中で、世界の未来について、
これだけ具体的に取り組まれているというのが、驚きですね。
私自身、コンテスト当日の司会を担当したのですが、ただ社会課題について知る
学ぶだけでなく、それをどう受け止めてどのようにアクションとしてアウトプットするのかをすごく上手に表現していて、本当にたくさんの刺激を受けました。
観覧者のなかには、大学の教授のほかに、万博関連の関係者など大人の方々も多かったので、それだけ若年層の活動と取り組みに注目が高まっていると感じました。
一方で、発表者以外の学生による観覧者は少なく、まだまだ一般的にこうしたテーマのイベントに
日常から興味関心を持っている若年層は少ないのが実情なのかなと個人的に感じました。
みなさんの発表を見せていただいた中で一つ共通していたことが、「自分が経験した身近な経験」がアクションにつながっているという点です。生活をしていて、心の中でもやっとすることで
あったり、不便だなと思ったりすることは誰しもあると思います。
それをその場の感情として終わらせず、言語化してみる。そこから調べてみる。
そうすると、実は大きな社会の課題につながっていて、持続可能な社会の実現を妨げるものに
なっていたりする、なんてことがたくさんあると思います。
こんな背景が、今回の発表者には共通していました。
こうしたアクションが、持続可能な社会につながってくるのだと感じました。
私も発表者を見習って、アクションを起こし続けていけるようになりたいと思います。
特に印象に残っている発表は、教育学部生3名による発表「キラキラ✨チャレンジド」です。
特別支援学校の生徒を対象に、一人一人が自分の意思で何かを決定する楽しさや喜びを
体感できるように、的当てや水鉄砲などの自由に挑戦できるミッションを取り入れた
宝さがしを企画するという、独創的なアイディアでした。
審査員との質疑応答の中で、発表者の方は、特別支援学校の生徒たちの反応や、
企画の効果など、様々な不確定要素との向き合い方に苦労したと話していました。
これだけ複雑化した社会の中で、1つの課題を解決しようと思っても、
そのアプローチの仕方はたくさんあります。やってみないと発見できないことや、
地域性による特徴など、いろんなことが考えられます。
「まずはやってみる」そんなマインドの重要性を発表から感じることができました。
惜しくも受賞を逃したアイディアも、同じように素晴らしいものばかりだったので、
ぜひ今後も取り組みを続けていただきたいです。
そうですね!このコンテストに参加するために、改めてSDGsについて考える機会となった方や、
今回のコンテストで、学内でこんな取り組みがあるんだと
こんな取り組みをする仲間がいるんだ、と知った学生もいるんじゃないでしょうか?
これも“KG SDGs キャンパスサポーター”の役割によるものだと思います。
ありがとうございます。
今回のコンテスト以外にも一般社団法人 未来技術推進協会などと共同で
【京阪神版SDGsボードゲーム】の制作や体験会の開催などに取り組んでいます。
こちらは、“KG SDGs キャンパスサポーター”のSNSなどで発信しているので、
ぜひご覧ください!
佐藤さん、1ヶ月間ありがとうございました!
今日はここまでです。
番組の情報や収録の模様は、番組公式Xなどでアップされています。
是非チェックしてください。
マクセルmeets カレッジナレッジ 山本瑠香でした。