毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。
さて、今月ご紹介するのは・・・茨木市!
茨木市は、大阪府北部に位置する人口約28万人の都市で、市内にJR・阪急電鉄京都線・モノレールが走っており、大阪や京都への交通の便が良い事からベッドタウンとして発展。
茨木市は日本でも有数の古墳群地帯であり、古墳時代の初期から末期までの各時代の古墳が数多く現存しています。その一方で、産業・住宅都市としての機能も充分に兼ね備えており、歴史と自然と暮らしやすさが共存した市となっています。
そんな茨木市のご紹介、第1弾は「茨木まちみレポーター」です。

おまり:今年のマンスリージャーニーは茨木市からスタートします。
茨木市の魅力を発信するために行っている取組「茨木まちみレポーター」について、茨木市まち魅力発信課の大西さんと、まちみレポーターのリリィさんにお話をお伺いしたいと思います。お二方よろしくお願いいたします。
大西さん&リリィさん:よろしくお願いいたします。
おまり:まずは「茨木まちみレポーター」について教えていただけますか?
大西さん:茨木まちみレポーターは、2016年度から始まった取組でして「茨木市のことが好きで、まちの魅力を発信したい!」という想いで集まった一般の方々で構成されるPRチームです。2024年度は9人のレポーターが活躍してもらっています。
おまり:「まちみ」の「み」ってなんですか?
大西さん:「街の魅力」を略して「まちみ」です。
おまり:なるほど。わかりました。では、どんな活動をしているのか教えてもらえますか?
大西さん:今年度の活動は大きく3つあります。ひとつめは、普段の活動で、インスタグラムを中心に、各レポーターさんが考える茨木市の素敵な場所やお店、イベント・人物を紹介しています。2つ目の取組は、2024年の春から夏に茨木への愛や魅力が伝わる動画を広く募集したんです。その寄せられた動画から受賞作品を決めるために、リポーターの方には審査に加わっていただきました。3つめは、市内の周遊冊子を茨木市で制作したんですが、それを作るにあたって、まちみレポーターのみなさんと一緒に、実際に現地に足を運んで、地域の味を楽しんだり、地元の方に直接お話を聞いたりして、取材や紙面編集に大きく関わっていただきました。そうやってできあがった冊子にもレポーターの皆さんに出演してもらっています。
おまり:すごい、レポーターや取材班といった感じですね。
大西さん:はい。でもそれ以上にわりとみなさんがいいなと思ったものをレポートしてもらいたいなと思っているので、より自由に楽しくやってもらえたらなという思いで運営しています。
おまり:なるほど。活動内容は多岐にわたりますが、一般の方々で構成されるメンバーはどのように集まったのでしょうか?
大西さん:毎年春頃に募集していまして「茨木のことが好きで、茨木の魅力を発信したいと思っている人」「インスタグラムで記事を投稿できる人」「任期は約1年間」といったことを条件に提示させてもらっています。、茨木市の広報誌やSNSで募集して、お集まりいただいたのが今のメンバーです。
おまり:さきほど大西さんもおっしゃっていましたが、自分の好きなものを広げていいと言っていたので、それぞれの個性が出そうですね。
大西さん:その通り。個性豊かな投稿になっていると思います。
おまり:そういう1人ひとりの視点が違う面でも、投稿を見るのが楽しいだろうなと思います。そんな公募から集まった9人で活動している「まちみレポーター」。
今日来てくださったリリィさんもメンバーのお一人ということですが、リリィさんはどうして応募しようと思ったのでしょうか?
リリィさん:こんにちは、茨木市在住の大学3年生です。大学では情報系の学部で機械学習やディープラーニングなど、AIに関する分野を学んでいます。昨年、大学のキャンパス移転で茨木市に引っ越してきたのですが、まだ茨木のことをあまり知らないなと思っていたので、もっと茨木の魅力を探したいと思って「茨木まちみレポーター」に応募しました。いろいろ探検をしていくなかで、新しい発見がたくさんあって、とても有意義な経験をさせてもらっています。
おまり:大学への進学を機に茨木市へ引っ越ししてきて、街のことを自分も知りたいからという気持ちで参加されたんですね。他に、どのようなメンバーの方がいらっしゃるのでしょうか?
大西さん:リリィさんは大学生ですが、ほかにも会社員や留学生、主婦、他市在住なのに茨木でたくさん活動されている方など、性別問わず、年齢も幅広い方に参加いただいております。2024年のメンバーは、茨木市のホームページで顔写真と共に紹介していますので覗いてみてください。
おまり:1人ひとりの視点が違うから楽しいですね。ぜひチェックしてほしいと思います。
そんな茨木まちみレポーターの皆さんが制作に協力している「いばらき、ぐるぐる。」という冊子、見させていただきました。これはどんな思いで作った冊子なんですか?
大西さん:見ていただき、ありがとうございます。「いばらき、ぐるぐる。」は、茨木の魅力スポットをぐるぐる巡ってほしくて作った冊子です。今年度リリィさんたちに協力してもらって作ったのが「いばきた編」。茨木市は南北に長い形で、その北部地域が通称「いばきた」。その自然豊かな茨木市北部地域「いばきた」の魅力スポットを紹介しています。
この冊子は茨木市内の各所で配布していますが、市のホームページでもご覧いただけますので、青い表紙が目印です。興味のある方は是非、すべてひらがな「いばらきぐるぐる」で検索してもらったらスマホでも見れますので、チェックしてもらえたらうれしいですね。
▼いばらき、ぐるぐる
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/kikaku/machimiryoku/menu/bookletsns/syoukai/62312.html
おまり:これもリリィさん達が自分で足を運んで、自分の目で見て取材してるんですね。
リリィさん:はい。
おまり:ほかにInstagramも見させていただきましたが、おいしいお店の紹介だけじゃなくって、茨木市に存在する素敵な場所の紹介、イベント参加レポート、人物紹介など、情報量が満載ですよね。
大西さん:ありがとうございます。本当にその通りでして、いろんな属性をもったレポーターさんが、それぞれ気になったこと、好きなことを取材してくれているからこそ、レパートリーの豊かさにつながっているのだと思います。
茨木市でどんな人が活躍しているのか、飲食店なら検索する人も多いかと思いますが、まちみレポーターの投稿ならイベントのレポートもしているので、通常なら得にくい情報も拾ってもらえるんじゃなかと思います。Instagramで「tsuginaru.ibaraki」と検索していただければ、茨木まちみレポーターのアカウントが見つかります。鳩のカメラを持っているアイコンが目印ですので、ぜひフォローしてもらえたら、みなさんにも茨木市のいいところがどんどん伝わっていくんじゃないかと思います。ぜひチェックしてください。
▼Instagram/茨木まちみレポーター
https://www.instagram.com/tsuginaru.ibaraki/
おまり:これを見ていると、茨木市が楽しいなと伝わってきます。
大西さん:何よりです。
おまり:みなさん、Instagramのアカウント名は「tsuginaru.ibaraki」です。ぜひフォローしていただきたいと思います。
ではあらためて、大西さんとリリィさん、茨木市の好きなところをあらためて教えてもらえますか?
大西さん:茨木市のいいところはたくさんあるんですが、ひとつ挙げるとしたらイベントがたくさん実施されているところだと考えています。大きいものから小さなものまで、毎日のようにたくさん実施されています。特に好きなイベントが2つありまして、1つは『麦音フェスト』。この『麦音フェスト』は日本各地のクラフトビールが飲めて、野外の音楽ライブを見ながら飲めるんです。
おまり:最高ですね。
大西さん:そうなんです。めちゃくちゃいいんです。茨木にいながら広島の地ビールが飲めたりします。このイベントがすごく楽しくて。ビールだけでなくたくさんのおいしいお店も出店しているので、お子様連れも楽しめるイベントです。
もうひとつ飲食系のイベントになるんですが『茨木バル』がありまして、茨木市内にあるたくさんの飲食店のメニューを食べ歩きできるイベントです。これも楽しくて毎年、職場の先輩、上司、同僚と毎年出かけていまして、今年も今所属しているまち魅力発信課のみんなと楽しんでいます。食べ歩きできるので、ちょっと気になっているお店に入るきっかけになっています。
今、開催中のイベントでいうと『イルミフェスタ』。茨木市内各所がイルミネーションできらびやかに彩られていまして、『イルミフェスタ』の様子は、今いっしょにスタジオに来てくれているリリィさんが、まちみレポーターのアカウントで『イルミフェスタ』の様子を投稿してくれているので、ぜひそちらも見てもらえたらうれしいなと思います。
おまり:ではリリィさん、あらためて茨木市の好きなところはどこですか?
リリィさん:茨木市の魅力は、やっぱり大阪の中心地まで約10分で行けてしまう利便性と、茨木市北部地域(通称いばきた)ならではの自然の豊かさが共存しているところだと思います。私の地元がちょっと田舎なので、時には自然の中でのんびり過ごしたいと感じることがあったりするので、茨木の環境はとても魅力的だと思います。
また茨木市には新しく「ダムパークいばきた」という公園ができて、いばきたがさらに活気づいるなと感じます。
私たち「茨木まちみレポーター」は、このダムパークいばきたがある、自然豊かな「いばきた」の魅力を伝えるために先ほどご紹介いただいた「いばらき、ぐるぐる。」~いばきた編~を制作しました。いばきたの魅力にもぜひ注目していただきたいなと思います。
おまり:大学生だから学業もありながらの活動だし、両立が大変じゃない?
リリィさん:今はもう大学3年生なので、授業がほとんど終わってゼミが週に1回あるだけなので、けっこうラクな方かなと思います。なので課外活動もしっかり力を入れてやりたいなと思っていて、そのひとつが、茨木まちみレポーターです。
おまり:就職するにあたって、いい経験になりそうだよね。
リリィさん:そうですね。市のInstagramを運用するって経験はなかなかできないなと思います。
おまり:素晴らしい経験を今後生かして欲しいと思います。では最後にリスナーの皆さんへ一言お願いします。
大西さん:茨木市は今、どんどん前向きな変化を遂げている街です。2023年にオープンした公共施設「おにクル」は、開館から約1年で来場者数200万人を突破しました。
2024年に一部オープンした公園「ダムパークいばきた」には、2025年春に日本一長い歩行者専用の吊り橋ができる予定です。
おまり:すご~い。
大西さん:日本一が茨木市にやってくるんです。ダムパークいばきたの周辺は、この先も人々が交流できる場所、楽しめる場所・わくわくするエリアが続々と整備される予定です。なのでこの放送を聞いてくださった方で「茨木市ってどんなまちかな?」「何があるんかな?」と少しでも興味が沸いたら、まずはまちみレポーターのインスタアカウントをのぞいてみていただけたらなと思います。どうぞこれからの活動も見守っていただけたらと思います。よろしくお願いします。
リリィさん:私自身、茨木市に住み始めてまだ日が浅いので、新しい目線で茨木の魅力を探しながら、茨木まちみレポーターの活動を楽しんでいます。そして、これからも皆さんとともに茨木の魅力を発見していけたらうれしいです!「茨木まちみレポーター」は、年齢や職業に関係なく、幅広い方がチャレンジしている温かいコミュニティです。来年度のメンバー募集がいずれあるので、興味のある方はぜひ参加してみてください。また、これからの「茨木まちみレポーター」の活動にもご注目いただけたらうれしいです。
おまり:茨木まちみレポーターになったら、インプットもできるしアウトプットもできるし、すごい楽しそうですね。
大西さん:はい、そうだと思います。
おまり:茨木市の魅力にどっぷりつかれそうだし、自分の人生も楽しめそうだし、やってみたいなと思いました。
大西さん:ありがとうございます。
おまり:今日は 茨木市まち魅力発信課の大西さんとまちみレポーターのリリィさんをスタジオにお迎えしました。ありがとうございました。
大西さん&リリィさん:ありがとうございました。