毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。

さて、今月ご紹介するのは・・・吹田市!

吹田市は昭和15年に誕生し、令和2年に市制施行80周年を迎えました。

現在の人口は38万人を超え、大阪府の北部に位置し「北摂」と言われる地域にあります。5つの鉄道・15の駅があり、高速道路が通っているなど、様々な場所へのアクセスが良い街で、万博記念公園などの緑豊かな環境が特徴です。

画像: 2025年6月9日(月)マンスリージャーニー@吹田市

おまり:今日は 吹田市の名産、伝統野菜の「吹田くわい」について関西大学社会学部・池内ゼミの竹仲凛さん・中島剛大さん・亀岡亜唯さんにお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

みなさん:よろしくお願いいたします。

おまり:さて今日は「くわい」のお話という事ですが、「くわい」と言うと、お正月のおせち料理やお雑煮によく使われているアレですよね?

亀岡さん:はい、そうです。芽が出ることから「おめでたい」縁起物として食べられる「くわい」です。一般的なくわいは中国が原産なのですが、吹田くわいは日本で唯一の日本原産くわいと言われておりまして、大きさも小さく「姫くわい」とも呼ばれ、なにわの伝統野菜にも認定されています。

おまり:へぇ~唯一の日本原産はうれしいですよね。一般のくわいとの味の違い、教えてください。

亀岡さん:そうですね。大きな特徴としては甘みこと。一般的なくわいよりは、えぐみが少なくて、味は栗のようにほくほく甘くてとてもおいしいくわいです。

おまり:そんな「吹田くわい」を使って、今日スタジオに来てくれた関西大学の学生さんと一緒に商品開発をしたと伺いました。

竹仲さん:そうなんです!吹田市と関西大学社会学部池内ゼミそして、数年前から吹田くわいを使ったクラフトコーラ等を開発販売している合同会社知己との産学官の連携で、「パパっと!吹田くわいごはん~吹田の混ぜごはんの素~」と「お宝発掘!吹田くわいキャンディ」の2種類の商品を開発しました。

おまり:どのようなきっかけでこのプロジェクトははじまったのでしょうか?

亀岡さん:吹田市と池内ゼミは、2023年度に吹田くわいがモチーフになっている吹田市のイメージキャラクターすいたんの商品開発を官学連携で行いました。その商品開発を行った先輩が吹田くわいのことを学び、吹田くわいを大切に育てている方の思いに触れ、たくさんの人に吹田くわいを知ってもらいたいという思いを持ったそうです。そして吹田市でも、吹田くわいを1年通して食べてもらうことで、もっとその味を知ってもらい、吹田くわいの魅力を知ってもらいたいと考えていたそうで、吹田くわいを使った商品を開発してみないかと声をかけていただきました。

おまり:なるほど。素敵ですね。くわいの植え付けや収穫もゼミの一環で行ったとお聞きしました。

亀岡さん:私たち3回生は実は悪天候で植付体験をすることができませんでした。現在4回生の先輩たちに聞くと「植付も収穫もとっても大変だけど、収穫は宝探しをしているようでめっちゃ面白かった」と聞いています。植付や収穫の時に感じた思いが商品にも込められているので、今年の冬の収穫を楽しみにしています!

おまり:商品開発は、その4回生の先輩がおこなったということですが、今日来てくださった3回生の皆さんはどのような活動をしているのですか?

竹仲さん:私たちは、先輩たちが開発した商品を、消費者心理で学んだ知識を生かして、

販促活動や販売を行っています。先日行われた、PokémonGOFESTでは、先輩の作ったパッケージでの販売ができなかったので、自分たちでパッケージを新たに考え直しました。

おまり:パッケージを考えるにあたってどのようなことが苦労しましたか?

竹仲さん:お客様の手に取っていただけるようなパッケージにすることはもちろんのこと、パッケージを通して、商品だけでなく吹田市や吹田くわいの魅力をしっかり伝えられること、先輩たちの思いを感じられることを意識しました。本来はそれぞれの商品に1パッケージとする予定だったのですが、ポケモンマスターの方々はコレクション意欲があるのではないかと想定して、それぞれ3パッケージずつ販売することになりました。

おまり:それぞれの売れ行きはいかがでしたか?

中島さん:キャンディのパッケージは、味の想像のしやすさからかコーラの瓶をデザインしたものの売れ行きが大変良かったです。混ぜご飯の素のパッケージは、初めはパンダのキャラクターをデザインしたものがよく売れたのですが、最終的にはすべてまんべんなく売れました。その要因が何だったのかはこれから研究したいと思います。

おまり:そういうことも研究しないとダメなんですね。売るだけでなく、なぜそれが売れたのかを考えるのもゼミのテーマの一つになるんですね。今回販売していた商品についてお聞きしていきたいと思います。まず「パパっと!吹田くわいごはん~吹田の混ぜごはんの素~」の特徴を教えてください。

中島さん:植付体験をしたときに、農家の方が準備してくださった吹田くわい入りのおにぎりを食べたときの感動が商品に込められています。イベントに来てくださった方に、混ぜご飯の素の具材や味付けのアンケートを行い、「ふるさとの味」思い起こさせるような商品になるように願いを込めました。炊いたご飯に混ぜるだけの手軽さも特徴です。

おまり:混ぜるだけっていいですね。助かりますね。もう一つ、「お宝発掘!吹田くわいキャンディ」の特徴を教えてください。

中島さん:吹田くわいコネクトコーラを始めて飲んだ時、その味のおいしさに感動したことがきっかけで作りました。実際のコネクトコーラをそのまま使用せず、スパイスをキャンディ用に調合しなおしました。

こちらの一番の特徴は、吹田くわいを収穫したときの「宝探しのような」楽しさを商品にも込めたことです。すいたんのシールを貼っているキャンディが中に入っているかもしれないので、探してみてくださいね。

おまり:あ、見つけちゃった~。確かにうれしい。かわいい。ほっこり手作り感がいいですね。しかも開けたら個包装になっているのもいいですね。私はすぐ余りが固まっちゃうタイプなんでありがたい。パッケージを開けた途端、コーラのスパイスのいい香りがします。(試食)あ、おいしい。スパイシーなのに全然ツンとしない、やわらかい。くわいはどんな風に入ってるんだろう?

中島さん:コーラ味のキャンディになってます。

おまり:ほのかな味でおいしいです。そんな、学生の皆さんの思いが詰まった商品ですけでも、もう買えないの?と思った皆さん、実は今後販売予定があるんですよね!

竹仲さん:はい!2025年7月29日(火)、30日(水)に2025大阪・関西万博で行われる「大阪ウィーク夏 地域の魅力発見ツアー~大阪43市町村の見どころ~」で販売します!

ここでは今までの販売活動経験を活かしながら、くわいの魅力を伝えつつ完売を目標に頑張っていきたいと思っています!

おまり:みなさんぜひ手に取って吹田くわいの美味しさ、感じてみてほしいですね。ではあらためて、皆さんとって吹田市の好きな所、それぞれ教えてください。

中島さん:はい、僕が好きなところは地域住民の方がやさしいところです。

亀岡さん:私が好きなところは万博記念公園エキスポシティなど家族や友達と遊びに行けるところがいろいろあるところです。

竹仲さん;私が好きなところはなんといってもラーメンがおいしいことです。

おまり:そうなんだ。おいしいところ教えて欲しいですね。3人ともふだんから仲はいいの?

みなさん:はい!

おまり:うん。仲が良さそうだよね。顔を見合わせながら話しているのがいい感じでした。

中島さん:7月29日(火)、30日(水)万博の会場で、せーの。

みなさん:お待ちしていまーす。

おまり:はい、簡潔にまとめていただき、ありがとうございます。関西大学社会学部・池内ゼミの竹仲凛さん・中島剛大さん・亀岡亜唯さんにお話を伺いました。ありがとうございました!

みなさん:ありがとうございました!

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