毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。

さて、今月ご紹介するのは・・・堺市!

堺市は、世界三大墳墓の「仁徳天皇陵古墳(にんとくてんのうりょうこふん)」をはじめ、大阪唯一の世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」のある 大阪で人口・面積が2番目に大きい都市です。

古墳を作る技術が、世界中のシェフに愛用されている「堺の包丁」や、シマノの「自転車」などの現在の産業にもつながっています。また、中世の時代に貿易都市として栄えたことで、様々な文化も発展。かの有名な茶人「千利休」が生まれ育った文化都市でもあります。

画像: 2025年7月7日(月)マンスリージャーニー@堺市①

おまり:今日は堺市のハニワ部長と職員の小滝(こたき)さんをスタジオにお迎えしました。お二方、よろしくお願いいたします。

お二人:よろしくお願いいたします。

おまり:ハニワ部長はXを拝見して、めちゃくちゃギャグセンが高いというか…(笑)

ハニワ部長:ありがとうございます!

おまり:本当におもしろくて会いたかったので、めちゃくちゃうれしいです。まずハニワ部長のプロフィールから伺っていきたいのですが、いいですか。ハニワ部長、年齢は約1600歳、独身と堺市のホームページにも記載されていますが間違いありませんね?!!

ハニワ部長:はい、そのとおりです。見た目はラジオでは伝わりにくいのですが、顔がハニワで首から下はスーツを着ています。今日はラジオの生放送なので緊張でカチカチになってます。土器だけに。

おまり:あはは。そういうの、めちゃめちゃ散りばめていますよね。

ハニワ部長:これがいろんな場所に出ていくとき、みなさんに笑っていただけるんでね。

おまり:私も会いたかった人に会えたので、ドキドキです。

ハニワ部長:使っていただいてうれしいです~。

おまり:どういう活動をしているのか、教えてください。

ハニワ部長:私はハニワ課長として「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録に向けてPRを行ってきました。令和元年に「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されると、私の功績も認められて、令和2年8月28日(ハニワの日)に市長直轄特命部長に昇進させていただきました。現在は世界遺産の古市古墳群だけでなく堺市全体の魅力をPRしています。

おまり:ガチの部長さんなんですね。

ハニワ部長:そうなんです。

おまり:なるほど。ハニワ部長、タスキをかけていますが、これは?

ハニワ部長:よく気づいていただきました!

おまり:タスキなんで、すぐ気付きます(笑)。

ハニワ部長:私、「大阪・関西万博勝手に応援し大使」と名乗っていまして、万博を勝手に応援しているんです。

おまり:勝手に?誰かに頼まれたわけではなく?

ハニワ部長:はい、勝手に。誰にも頼まれたわけじゃなく。堺市では、JICA関西と連携して市内の学校で「万博勝手に応援し大使」と題した出前授業を実施しているんですが、子どもたちが「万博会場で世界中の人と挨拶しよう」と勉強に励んでいるそうなんです。

それを聞いたときに、なんてハニワンダフルな取組なのでしょうか!と衝撃がはしり、私も彼らと一緒に万博を盛り上げたい、さらには堺の魅力をもっと多くの方に発信したいと思いたち、昨年の2月に公式Xで「大阪・関西万博勝手に応援し大使」を勝手に宣言しました。

おまり:なるほど。「勝手に応援し大使」を宣言して、どんな活動をしてきたんですか。

ハニワ部長:例えば、万博やミャクミャクとコラボレーションしたキービジュアルを勝手に制作しました。開幕前のポスターでミャクミャクが右手を挙げている「くるぞ、万博」というポスターに私ハニワ部長は左手を挙げて「きてな、堺市」という公式と対になるようなオマージュポスターを作成しました。ほかにもチェコパビリオンのキャラクター「レネ」と堺のアルフォンスミュシャ館という場所でコラボをするなど堺市内外のイベントに出演して万博と堺市の魅力を勝手にアピールしています。

おまり:へぇ~すごい!ハニワ部長が「勝手に応援し大使」として名乗るほど堺市は万博に力をいれているようですが、具体的に万博でどのような事を行っているのでしょうか?

小滝さん:パビリオンと連携した取組を行っていまして、ヨルダンパビリオンでは、堺の伝統産業のひとつ「堺五月鯉幟」のオリジナル鯉幟を来場者の方と作って、パビリオンの正面に掲げていただきました。

また、中島さち子プロデューサーの「いのちの遊び場 クラゲ館」では、茶の湯関連のワークショップをしたり、石黒浩プロデューサーの「いのちの未来」では、パビリオンの受付のアバターを堺市内から遠隔操作してるんです。

おまり:すごい主要パビリオンでコラボしてますね。

小滝さん:そうなんです。実は7/28(月)には、堺市主催のイベントを大阪ヘルスケアパビリオン前のステージで行います。万博は、世界中を旅するように楽しめる場所と思うのですが、堺市のイベントでは、日本の良さをたくさんの方に再発見いただきたいと思っています。

おまり:すごい。今度はヘルスケアパビリオン前のステージ。楽しみですね。その堺市主催のイベントではどのような催しが行われるでしょうか?

小滝さん:世界中のシェフに愛用されている堺の包丁や、浴衣や手ぬぐいの染めの技術「浪華本染め」、手描きの堺五月鯉幟の熟練の職人さんに登場いただき、皆さんも一緒に楽しめるステージや無料のワークショップなどを行う予定になっています。普段はなかなか会えない匠の職人さんに会えるので、そのかっこよさ、クラフトマンシップをぜひ感じていただきたいなと思っています。

また、堺はあまり知られていないのかもしれないのですが、アマチュア相撲のメッカだったり、三味線発祥の地とも言われているので、大学の相撲部の皆さんのパフォーマンスや、三味線と書道のコラボレーション、その他にも多彩な音楽ステージもお届けする予定です。

特別ゲストとして女優の黒谷友香さんにも堺親善大使としてご登場いただきます。

おまり:黒谷友香さん素敵ですよね。大好きです、私も。

小滝さん:そうですね。とてもおキレイで。

おまり:楽しみですね。アマチュア相撲のメッカだったり、三味線発祥の地だったり、堺市は海外に誇れるものがめちゃくちゃたくさあるんですね。

小滝さん:そうなんです。いつもハニワ部長がしっかりPRしてくれているんですが。

ハニワ部長:はい、私のおかげとまでは言えないんですが、堺のいいところ、魅力がいっぱいあるので、ぜひぜひいろんな人に知っていただきたいですね。

おまり;なるほど。無料のワークショップというのが気になったんですが、子どもも楽しめるような体験なのでしょうか?

小滝さん:もちろんです!包丁職人さんに自分の名前をプレートに彫ってもらう体験や、手ぬぐいの染め体験やうちわ作り、そのほか書道家の方にボディペインティングをしてもらったり、鯉幟作り、お相撲さんとの腕相撲や綱引きなど、子どもも大人も楽しめる体験をご用意しています。

他にもつぼ市製茶本舗さんの美味しい抹茶アイスクリームなども販売しています。これから暑くなっていくので日本の涼も感じられるような場所にしたいなと思っています。

おまり:海外の方だけじゃなく、大阪、全国各地の方、そして子どもたちも楽しめるイベントになりそうで、楽しそうですね。でもヘルスケアの前のステージって屋外ですか?

小滝さん:屋外ですね。

おまり:暑くないですか?大丈夫ですか?ハニワ部長。

ハニワ部長:私は1000度の釜で焼かれてるんで暑さにはめちゃめちゃ強いですよ。

おまり:そっか。1000度で焼かれてるんだったら、40度くらい大丈夫ですよね。でも汗とかかかないですか?

ハニワ部長:ハニワなんでカラカラですよ。

おまり:なるほどね。でも水分補給とか…。

ハニワ部長:みなさんは水分補給して万博を楽しんで欲しいですね。

おまり:ハニワ部長は大丈夫なんですね。その他にも、堺市内では関連イベントも開催されるんですよね?

ハニワ部長:はい、そうなんです。堺市内に鉄炮鍛冶屋敷という町家歴史館があるのですが、その歴史ある建物をさきほどご紹介した「浪華本染め」の手ぬぐいで彩る展示が行われています。また、万博カラーの赤と青に「堺の技と美工芸を彩るレッド&ブルー」という企画展を13日まで堺市博物館で開催しています。

おまり:さらに、堺観光をお得に楽しめる堺チケットも登場しているそうですが、こちらはどういったものなのでしょうか?

小滝さん:7月28日(月)の堺のイベントにご来場の皆様全員にプレゼントしています。堺市内のホテル宿泊1万円補助券、さかい利晶の杜や日本庭園、伸庵というお茶室で呈茶や和菓子を楽しめる無料呈茶券、ずらりと包丁がならぶ堺伝匠館の割引券のいずれかが必ず当たるキャンペーンです。ぜひイベント会場で専用のQRコードを読み取ってください。

おまり:ぜんぶすごくないですか!?何かしらが当たる。そんなお得な堺チケットを使うためにも、堺市に来てほしいですね!

ではあらためて、ハニワ部長と小滝さんとって、堺市の好きな所を教えてください。

ハニワ部長:なんといっても、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」です!世界遺産のすぐそばに住宅がひろがっていて、古墳と住民との距離の近さが魅力の一つです。1600年前から、生活とともに古墳がありつづけた地域ならではだと思います。

おまり:本当、古墳と住民の距離が違いっておもしろいですね。

ハニワ部長:はい。みなさん歩いて「墳活(ふんかつ)しますからね。

おまり:え~墳活って言うの?

ハニワ部長:はい、古墳活動ですね。

おまり:堺市では一般的ですか?

ハニワ部長:はい、私はそう思ってます。

おまり:墳活って具体的に何をすることなんですか?

ハニワ部長:古墳のまわりを散歩したり、古墳を見に行ったり。そういった活動はすべて墳活ですよ。

おまり:それは1600年ハニワ部長が生きてきた中で、最近のお話ですか?

ハニワ部長:いえ、生活と共にあり続けたものなので。みなさんの側に古墳があります。

おまり:なるほど。おもしろいですね。じゃあ小滝さんは?

小滝さん:さきほどのハニワ部長おすすめにもあった世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」最大の古墳、仁徳天皇陵古墳のすぐ近くにある「大仙公園日本庭園」ですね。あまり知られなかったりするのでPRしていっているんですが、海外の方からも大人気の足立美術館の庭園を手掛けた中根金作さんが作った堺の大仙公園の庭園を作られているんです。こちらはゆっくり見て回ることができるので、とてもおすすめです。

おまり:へぇ~雰囲気がありそうですね。

小滝さん:他にも実際の工房での包丁づくりの体験や、三千家命名のお茶室のある「さかい利晶の杜」での茶の湯も体験もおすすめです。色んな日本の伝統文化をゆったりと体験できるのが堺の魅力ですね。

おまり:ゆったりと時が流れているんですね。包丁やお茶、堺市には誇れるものがたくさんあるんだと、あらためて思いました。では最後にリスナーの皆さんへ一言お願いします。

ハニワ部長:今日は堺のことを少しだけご紹介させていただきましたが、まだまだお話しきれていない魅力がたくさんあります。私、ハニワ部長の公式Xでもいろいろな堺の魅力を情報発信していますので、ぜひぜひフォローをお願いします!

おまり:あはは(爆笑)、言い方(笑)。手を一生懸命、組んでお話されていますけども。もっと知りたいな、ハニワ部長のこと。趣味なんですか?

ハニワ部長:墳活です。

おまり:特技は?

ハニワ部長:ボーっと眺めることですね。

おまり:お休みの日は何をしてるんですか?

ハニワ部長:公式Xを見てください。私はよく散歩しています。

おまり:いろんな場所に行ってますよね。

ハニワ部長:堺市のいろんな魅力あるスポットをまわっているので、そういったところも私のXを見てもらったらわかるんじゃないかと思います。

おまり:好きな食べ物は?

ハニワ部長:ハニワなんで、食べちゃうとぜんぶ出ちゃう。中は空洞なんで。

おまり:なるほど。もっと知りたい方はぜひぜひXをフォローお願いします。

おまり:では、小滝さん!

小滝さん:日本の伝統文化をたっぷり体験できる堺のイベントは、7/28(月)に予約不要で開催しています!普段会うことのできない日本の匠の職人さんやハニワ部長にぜひ会いに来てください。場所は大阪ヘルスケアパビリオン前リボーンステージです!目印は超巨大な鯉幟です!

おまり:楽しみですね。しゃべり足りないことはないですか?ハニワ部長。

ハニワ部長:まだしゃべっていいんですか?

おまり:ちょっとくらいは大丈夫ですよ。

ハニワ部長:あと828(ハニワ)個あるんですけど、しゃべり続けたら番組が終わっちゃうんでう……。

おまり:それだったら、Xを!Xをフォローしてください。ということで今日はハニワ部長と職員の小滝さんに堺市の万博の取組と堺の魅力についてお話を伺いました。お二方、本当にありがとうございました!

お二人:ありがとうございました!

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