FM大阪、TOKYO FM、FM AICHIの3局ネットでオンエア!
月替わりで全国の大学へ伺い、大学生のみなさんが取り組む活動や研究をご紹介する番組です。
DJは、シンガーソングライターの サカグチアミ が担当✨
今月は… 兵庫県神戸市にある 「神戸大学」へ!
先週に引き続きお話を伺ったのは、
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 修士1年 松本奈々さんです☺
環境DNAという技術を使って、生物調査を行っていらっしゃいます。

環境DNAとは、海や川・湖・土の中に存在している生物のDNAのこと。
生物は日常生活の中で、皮膚のかけらや排泄物・粘液などを、環境中に放出しています。
そこには生物のDNAが含まれているため、
このDNAを調べることで、どんな生物が住んでいるのか、
またどれくらいの量がいるのかまで調べることができるんだそうです。
生物を傷つけることなく調査ができるので、生物にも環境にも優しい調査方法となっています。
また、一度にたくさんの種類の生物を検出することができ、
その環境に生息する多様な生物の情報を 一気に把握できる技術なんだそうです。
この研究を行っている「源研究室」では
ニホンウナギ、カエル、カメ、ザリガニ、外来種であるブルーギル、ブラックバス、
植物、昆虫などを対象に調査されてきました。
最近は、神戸市の王子動物園の樹木から動物の環境DNAを調べたり、
大阪湾を船で一周してスナメリを調べているそうです。
スナメリは、体長1.5mほどの小さなイルカ。
絶滅危惧種に指定されていて詳細があまり分かっていないため、
大阪湾の水を採取して、調査されています。
続きは来週も 松本さんから伺います!
