第26回:学ラジでの半年間をふりかえって
「塀の中から」 2017/0923/OA
脚本:大西功一郎
出演:ハヤト/大川亜耶・警官/大西功一郎・母/松平京子・NA/齋藤雄介
BG-1: C.I.―(緊迫感)
NA: 前回、怪獣を倒すべくガクラジンガーXに
乗り込んだハヤト少年!
しかし、武装した巨大ロボットで公道を
往くのは法律的にいろいろ問題があり、
逮捕されてしまうのだった!
ハヤト: こうしてる間にも怪獣は街を壊してるのに、
………早くここから出ないと!!
NA: 学ラジ・ショートストーリー
『ガクラジンガーX 第2話 ”塀の中から”』
BG-1: ―F.O.(緊迫感)
SE: C.I.―(扉開く)
警官: ハヤトくん、君に面会が来てる。
ついて来なさい。
ハヤト: 面会………? 誰だろう………?
(少し間)
母: ハヤト! あんたねぇ、こんな大事な時期に
逮捕されるなんて何やってるの!!
ハヤト: お、お母さん!?
ご、ごめん………。
俺にもっと法律の知識があれば………。
………でも! なんとかここから出て、
今度こそ怪獣を倒すから!!
母: 怪獣? 何言ってんの、あんた。
大学受験が控えてるでしょ!?
ハヤト: ………え? 受験?
母: そうよ!
あんた来年高校3年生なんだから!
勉強もしないでガクラジンガーだの
怪獣だの………。
もう子供じゃないんだからしっかり
しなさい!!
ハヤト: い、いや、怪獣が暴れているんだよ!?
俺が倒さないと街のみんなが!!
母: あんたが倒さなくても、プロの人たちが
なんとかしてくれるわよ!
ハヤト: なんとかしてくれないから
俺がガクラジンガーで!!
母: 怪獣倒して大学に入れるの!?
いい加減現実見て勉強しなさい!!
ハヤト: いや、怪獣も現実なんだけど………。
母: 地球の平和より、お母さんはあんたの進路の方が
心配なの!
ハヤト: ………んあーーもう!!
なんなんだよ、どいつもこいつも!!
俺はガクラジンガーXでみんなを守る!!
誰がなんと言おうとここから
抜け出してやる!!
母: あら、抜け出す必要なんてないわよ。
ハヤト: いい加減にしてくれよ!!
早く行かないと怪獣が!!
母: さっきお母さん、保釈金払ってきたから。
ハヤト: ………え?
警官: 釈放だよ、出なさい。
ハヤト: ……………あっ…あざーっす。
BG: C.I―(次回予告)
ナレ: 母の愛の力により、塀の中から
脱出したハヤト少年!
しかし、待っていたのは怪獣ではなく、
同世代の猛者たちだった!
次回、ガクラジンガーX
「受験戦争、血に染めて」
行け、ガクラジンガーX!!
EDTM: C.I.― END NA ~ 提供クレジット