生物多様性のお話を中心に、
動物のこと、自然のこと、環境のことをみなさんと一緒に考えていきましょう
スマトラ島とボルネオ島の熱帯林と、
野生生物を守るためのキャンペーン「野生ネコの王国」の話題
世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が、
世界屈指の「ネコの島」であるスマトラ島とボルネオ島の熱帯林と、
野生生物を守るためのキャンペーン「野生ネコの王国」を、
5月末まで実施することを発表しました。
島という限られた環境に暮らす野生ネコの種類数で見れば、
スマトラ島は、世界第1位、ボルネオ島は、世界第2位。
しかし、この2つの島はまた、
世界で最も急激に、森が失われている場所でもあります。
身を隠すことが得意な野生ネコたちは、
トラを除いて、ほとんどその生態は「謎のまま」。
そのため、彼らを守るには、森そのものを守っていくしか方法はありません。
ところが、スマトラ島もボルネオ島も、すでに半分以上の森が失なわれ、
今も、その破壊は続いています。
その主な原因は、木材や紙、パーム油などを生産するための
自然の林の過剰伐採や、生産地への転換。
こうした森林破壊は、日本にもかかわりのあることなんです。
WWFの「野生ネコの王国」キャンペーンにお寄せいただいた寄付は、
スマトラ島、ボルネオ島に生息する7種の野生ネコ
(スマトラトラ、ボルネオウンピョウ、ベンガルヤマネコ、マレーヤマネコ、
マーブルキャット、アジアゴールデンキャット、ボルネオヤマネコ)が暮らす
●熱帯林の保全や調査、
●違法伐採の取り締まり
●持続可能な生産と消費の支援に活用されます。
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