生物多様性のお話を中心に、
動物のこと、自然のこと、環境のことをみなさんと一緒に考えていきましょう。
ボルネオ保全トラスト・ジャパンが主宰するイベント
みなさん・・・サイチョウ・・・という鳥をご存じでしょうか?
大きなくちばしの上にサイの角を思わせるこぶのあることから「犀鳥」と呼ばれています。
私も、ボルネオ取材で、何度か見かけました。
例えば、オナガサイチョウは、東南アジアの熱帯林に生息する大きな鳥。
東南アジアの森林が存続するうえで、
このオナガサイチョウの存在は欠かせません。
このアジアに生息するサイチョウがピンチです・・・
ひとつは、森林伐採の拡大で、生息地が減少し、思うように巣作りができなくなっています。
もうひとつは・・・密猟です。
象牙よりも加工がしやすい「オナガサイチョウのカスク」は、「赤い象牙」とも呼ばれ、
装身具や、彫刻作品の素材としてアジアでの需要が高く、中国の富裕層の間では、権力、富の象徴として珍重されることもあるそうです。
オナガサイチョウは、すでに絶滅の危機にさらされています。
繁殖するのは年1回きりで、ひなは1度に1羽しか生まれません。
そんな、サイチョウを通して、生物多様性について考えてみませんか?
1月26日、27日に大阪本町と京都市動物園で、
1年間のプロジェクトとして行った、
キナバタンガン川流域でのサイチョウ保全プロジェクト報告会&講演会が開催されます。
サイチョウの専門家の話が聞けるまれな機会です
熱帯雨林と野生動物の保全活動の現場の様子をみなさんと共有し、たくさんの生き物たちが暮らす熱帯雨林を守るために私たちができることを考えてみたい!との想いで、開催されます。
熱帯の森に種子をまく巨鳥サイチョウとその保全@大阪
日時は・・・1月 26日 (土), 18:00 ~ 20:00
場所は、中央区本町 の 本町ガーデンシティ。
入場は無料です。ぜひ足を運んでください!