各大学の未来に繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は大阪府吹田市にあります関西大学 千里山キャンパスにお邪魔しました!
第一週目は関西大学大学院 理工学研究科 化学生命工学専攻 修士2年 上坂菜々子さん にお話しを伺います!

上坂さんは再生医療技術を利用したサンゴの高効率増殖について研究に取り組まれているそうです!

「サンゴ礁は観光業において非常に重要ですが、それだけではなく、実は天然の防波堤としても機能しています!また、サンゴ礁の中には多くの生き物が住んでいることが知られおり、つまりサンゴ礁は生物多様性においても重要な役割を担っています!」

画像1: 7/3(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

上坂さんがなぜサンゴの研究を行われているかというと
サンゴが陥っている危機的状況があるそうで…

「台風の巨大化 に伴うサンゴ礁の破壊、海洋の酸性化によるサンゴの石灰化機能の低下、天敵のオニヒトデによる被害など原因は様々です。またみなさん「白化」というキーワードを聞いたことがあると思います。これは、地球温暖化などにより海水温が急激に上昇し、その環境ストレスにより、サンゴから褐虫藻と呼ばれる植物プランクトンが逃げてしまい、サンゴが真っ白になる現象です。このような状態になると、光合成によってつくられていた栄養が供給されなくなり、サンゴは死滅してしまいます。」

サンゴがもしも絶滅してしまうと大変なことが起きるそうで…

「海に生息する生き物は 50 万種以上といわれておりまして、その 4 分の 1 程度はサンゴを棲み家にしていて、サンゴが絶滅するとその過半数がいなくなると言われています。また、サンゴの骨格には熱帯雨林に匹敵するほどの二酸化炭素を体内に留めているとも言われています。サンゴが死滅すると二酸化炭素が吸収できなくなり、新たな環境問題にもなってしまいます…。」

こういった問題が実際に起こらないように上坂さんの研究室ではサンゴの死滅を軽減させる研究を行っているそうです。
来週も引き続き上坂さんに登場頂き詳しい研究についてお話を伺っていきます。

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「マクセル meets カレッジナレッジ」
次回もお楽しみに!

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