各大学の未来に繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は関西大学 千里山キャンパスにお邪魔しています。
先週に引き続き、理工学研究科 化学生命工学専攻 修士2年 の 上坂菜々子さんからサンゴの高効率増殖に関する研究についてお話をお伺いします!

今回は『再生医療技術を利用したサンゴの高効率増殖』について詳しくお話をお聞きします!

一般的なサンゴの増殖方法はサンゴの枝を折って別の場所に植える「断片移植」と言われる方法だそうで…
「シンプルな方法で実績もありますが,断片一つが一つの群体にしかなりません。なによりドナーとなるサンゴをバラバラに分割するわけですから、健全なサンゴに大きなダメージを与えてしまいま
す。」
と従来の方法はデメリットもある増殖方法となっていたそうです…。

一方、再生医療の技術を使った増殖方法はというと…
「サンゴ断片の表層部から「ポリプ」と呼ばれる組織を取り出し、そこからサンゴを育てようとしています。サンゴの種類にもよるんですけど、1〜2cm のサンゴ片から 100 個以上のポリプを取り出すことができます。つまりドナーへのダメージを最小限に抑え、サンゴの発生点をたくさんつくることができます!」
人間にも使われる再生医療の技術はサンゴへのダメージを最小限に抑えた増殖方法にもなっているそうです!

画像1: 7/10(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

上坂さんの所属する研究室ではいわゆる「研究」以外の活動も行われているそうで
「クラウドファンディングにも挑戦しました!サンゴの成長は種類にもよりますが、年に数 cm であり、サンゴ礁再生まで考えると、その研究はすごく長期戦です。このような環境問題に関する取り組みは、私たち研究者や企業だけでなく、地域の方々、多くの一般の方々と問題を共有し一緒に取り組んでいく必要があると考えています!」

クラウドファンディングの当初の目標額は 200 万円だったそうですが、結果的に300 万円以上の寄付が集まったそうでたくさんの人の関心を集めるきっかけにもなったそうです!

来週も上坂さんに登場頂き、より詳しいお話をお聞きします!

番組の情報や収録の模様は、FM大阪のツイッターでアップされています。
是非チェックしてください。
https://twitter.com/fmosaka851

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。
ぜひチェックしてください!
radikoタイムフリーで聴く⇒ https://radiko.jp/share/?sid=FMO&t=20220710135500

「マクセル meets カレッジナレッジ」
次回もお楽しみに!

画像2: 7/10(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

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