各大学の未来に繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は京都府京都市にあります京都工芸繊維大学にお邪魔しています!
今回は京都工芸繊維大学 デザイン学専攻 博士前期課程 2年小野里 琢久さんにお話しを伺いました!

まずは小野里さんがどのような研究に取り組まれているかお聞きしました!

「人工物の創出を通して未来の可能性を提示する、デザインリサーチといわれる研究を行っています!技術社会環境の複雑化によって明確な設計指針がない中で、デザインがどのような役割を担い、果たすことができるのかについて実践を通じた研究とも言えます。ここではモノの造形に留まらず、新たなサービスやシステムの創造と実装、またその過程でデザインの役割や存在自体を示していくことを目指しています。」

モノの造形にこだわらない?デザイン。なかなか想像できませんがどういうことなのかというと…

「例えば、サーキュラーデザインもこの分野の1つと考えています。
おしゃれでかわいいから欲しくなる、など消費を喚起するために使われてきたデザインですが、
環境問題などと向き合ったときに、今後も同じ考え方でデザインを続けることは難しいです。
そこで、そのモノをいかに環境の中で循環させることができるか、リユース・リデュース・
リサイクルに留まらず、そもそも廃棄物という概念をどのように捉え直すことができるか、
ユーザー利用を終えた後にモノはどのように変化していくのか、までをデザインの対象と考えています。」

モノが循環する仕組みまで含めた広い範囲でのデザインについて研究が「デザインリサーチ」ということだそうです!

画像1: 9/18(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

今週の最後は小野里さんがどうしてこの分野に興味を持たれたのかについてお聞きしました!

「人間が日々生活するにあたって人間以外の知性や存在と不可分であるということが前提としてある一方、現在の都市生活環境には至る所でデザインが影響している思います!暮らしの中でデザインの果たす役割が大きいものの、気候変動などを前にその設計や在り方に転換が要請されているのは興味深いことだと思っています。」

デザインと環境問題を重ねて考えられたときにこの分野に興味を持たれたとのことでした!
来週も引き続き小野里さんにお話しをお聞きします!

番組の情報や収録の模様は、FM大阪のツイッターでアップされています。
是非チェックしてください。
https://twitter.com/fmosaka851

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。
こちらも合わせてチェックしてください!
radikoタイムフリーで聴く⇒ https://radiko.jp/share/?sid=FMO&t=20220918135500

「マクセル meets カレッジナレッジ」
次回もお楽しみに!

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