「SDGs」とは、世界が抱える様々な課題を、
2030年までに解決するための17の国際目標のこと。
『SARAYA FLAP』では、「SDGsの17の目標」を紹介しながら、
関連する「最新ニュース」や「話題」を、皆さんと一緒に、考えています
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「着物」は、サステナブルなファッションアイテム
昨日は「成人の日」でした〜
今年、成人式を迎えた18〜20歳の皆さん。おめでとうございます。
振袖や袴など、「着物」で成人式に出席した方(特に女子)も多いのでは?
…なかには、家族で代々大事に「着物」を着まわしている方もおられるかもしれません。洋服と違って、体格や背丈が異なっていても着まわせてしまう!
着物ってすごいですよね。
ファッション産業で大きな課題となっていること…それは、“大量生産・大量廃棄”。
この問題は、SDGsの目標12番目
「つくる責任、つかう責任」に該当する課題の1つと言えます。
実はサステナブルなファッションアイテムである「着物」
SDGsの観点から着目出来る点をチェックしてみましょう。
①今持っている衣服を長く大切に着ましょう
一般的な着物は、保存方法をしっかりと守っていれば、3~4世代は持つそうです。
「きれいにたたむ」「湿気をさける」「定期的に虫干しする」といった、
基本的な手入れをおこなうことで、代々ひとつの服を着まわせると思うと、
着物のポテンシャルの高さを感じますね!
普段着ている洋服でも、今より1年長く着るだけで、
日本全体で4万t以上の廃棄量の削減につながるそうです!
②リユース(再利用)でファッションを楽しみましょう
大正モダンや昭和レトロな柄の着物は、今見てもオシャレ!
普段着も、服のシェアや、サブスクリプションを利用したり、
古着から選ぶというのも一つの手かも?
③ 先のことを考えて購入しましょう
品質の良いものを選んで、長く着ることで、衣服ロスを減らすことができます。
価格に見合う価値があるのかどうかを見極め、「一生モノ」を見つけることも大切かも…
④ 作られ方をしっかり見てみましょう。
“純国産”の着物は、今や一握りしかないと言われています。
農林水産省によると、2020年の国産生糸のシェアはたったの0.2%です。
高齢化・後継者不足で養蚕農家はどんどん減っています。
また、近年の振袖の多くは、海外で、インクジェット方式で絵付け・生産されたものなんだそうです。
購入される際は、ぜひ素材や生産ルートにまで注目して選んでみてください。
⑤ 服を資源として再活用してみましょう
着物の利点は“一枚布”であること。
着れなくなった服は捨ててしまうことが多いかもしれませんが、
着物は一枚の「面」が大きいので、リメイクしやすい服と言えます。
着物からバッグやドレスなど、別の何かに作り変える(アップサイクルする)こともおすすめです