毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらった情報を紹介したりしながら、街の隠れた魅力を発信します!
6月にご紹介しているのは高石市。
高石市とは・・・大阪府の南部に位置し、北と東は堺市に、南は和泉市・泉大津市にそれぞれ隣接し、西は大阪湾に面しています。11.30平方キロメートルとコンパクトな都市で、南海本線とJR阪和線の鉄道が南北に走っています。
最終週の6/26(月)は、国産小麦と天然酵母パンのお店「パン屋kotubu(こつぶ)」の情報をお届けします。

場所は南海高師浜線「伽羅橋駅」から南へ徒歩2分ですが現在、高師浜線が休止中。
南海本線の羽衣駅からバスを利用して伽羅橋駅に向かうか、羽衣駅から15分ほど歩くと到着します。

住宅街の中にあるので、この看板を目印に奥へ進んでくださいね。

店主である山内洋明さん・名奈さんご夫妻のご自宅の玄関を改装してお店にしたそうで、流木で作った、かわいい観音開きの扉を開けると、人が1~2人ほど入るといっぱいになる、小さなスペースが。そこに約20種のパンが並んでいます。

店名の「kotubu」の由来は、食べ切れる小粒サイズのパンを作りたかったから。でも食感やおいしさを考慮して、オープン当初から少しずつパンは大きくなっているそうですよ。

小ぶりなパンには、山内さんのこだわりがぎっしり。パン作りには、小麦、水、塩、酵母が必要ですが、その酵母は、一般的なインスタントのドライイーストではなく、手間暇かかる天然酵母を採用。
天然酵母は、その土地にある微生物などと共生するので、天然酵母で作ったパンは唯一無二。ここでしか生まれない味や風味になるんだとか。
もちろん材料も厳選しています。山内さんは“半農半パン生活”を実践中。パンに使う小麦や米粉の材料となる米などを自家栽培しているそうです。これはすごい!
しかも持っている畑の広さはなんと6反(参考:1反=約1000㎡・約300坪)!
農家の高齢化や後継者不足によって、作物が育てられなくなった土地・放棄地を耕し、仲間とシェアしながら、農作物を育てていると言います。

同じ想いを持つ仲間とつながりながら、“半農半パン生活”をおくる山内さん。「パン屋kotubu」では、山内さんが育てたお米や、知人の農家から届いた無農薬野菜も販売しています。
「農業をしながら自給自足を目指したり、オーガニックに興味を持ったりする人はまだまだ少ない」と山内さん。
同じ想いを持つ仲間を増やしたいと、毎月第3土曜日に浜寺公園で「スリーピースマーケット」を開催。食と環境、暮らしをテーマにしたオーガニックマーケットで、毎回40近いブースが出店し、山内さんが良いと思うものを発信しつつ、仲間と交流する場にもなっています。
先週、ご紹介した「羽衣コロッケ店Croquette(クロケット)」さんも出店しているそうですよ。
次回開催は7月15日(土)。気になる方はコチラ。
▽スリーピースマーケット
https://www.instagram.com/threepiecesmarket/
最後に「パン屋kotubu」の情報をまとめます。
住所は高石市高師浜1-15-28、
営業時間は11時~21時。
不定休なので営業日はInstagramを確認してくださいね。
▽パン屋kotubu(こつぶ)
来月7月は豊能町を訪問予定です。お楽しみに!