毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!

7月にご紹介するのは豊能町。

大阪の北部に位置する豊能町は、自然に恵まれた環境ながら大阪のベッドタウンでもあり、『里山』と『都会』が調和する町。

そんな豊能町をもっと詳しく知りたい!ということで今日は、豊能町総務部まちづくり創造課 課長の田中さんをスタジオにお迎えしました。

田中さんは、まちづくり創造課で、主に町の企画や調整を行っているそう。豊能町のこれからのあり方を計画として策定し、その計画に基づき庁内のいろいろな部署と連携してまちづくりを進めています。また、ふるさと納税や移住定住施策、地域の交通のことを考える仕事もしているそうです。

◆豊能町って、どんな町?

豊能町の歴史を聞いてみると、昭和31年に東能勢村と吉川村が合併して、新しい「東能勢村」となり、その後いくつかの合併を経験しながら、昭和52年の町制施行により現在の「豊能町」に。地理的には大阪府の北部で、標高500mから600mの山々が連なる自然豊かな北摂山地に位置しています。

町域の7割を山林が占めており、北極星信仰の聖地である能勢妙見山を挟むような形で東西の地区に分かれています。

東地区は、大部分が盆地状に広がる農地とその間に点在する集落であり、昔ながらの農村風景が残る地域ですが、箕面グリーンロードや新名神高速道路の開通により、車ですと市内から1時間程度で来ることができる意外と便利な田舎まち。西地区は能勢電鉄の沿線であり、大阪のベッドタウンとして大規模開発を行った市街地が広がる、人口のおよそ8割が住む地域です。

まちの基幹産業は農業で、標高300m以上の高地であり、大阪市内と比べると5度近く低いと言われている冷涼な気候を活かし、古くから食味の高い美味しいお米や野菜づくりが行われています。

「なにわの伝統野菜」に指定されている野菜も栽培。高山まな(菜の花の一種)や高山ごぼう、納豆やヤーコンなどが代表的なものだそうですよ。

◆豊能町の観光名所は?

春は山桜、夏は新緑とホタル、秋はコスモスと紅葉、冬は雪化粧など四季折々の自然を感じることができるのもいいところ。かつては「みかげ石」が多く産出されたため、石材業も盛んでした。

こうした関係で、鎌倉時代から江戸時代にかけて造られた、野趣豊かな石仏・摩崖仏や石塔も数多く残っています。戦国時代のキリシタン大名として名高い「高山右近」の生誕地であることから、関連の石碑やキリシタン関連の史跡も残されています。

◆総務部まちづくり創造課の田中さんが思う魅力は?

田中さん自身が感じている豊能町の魅力は、ずばり大阪の市内から思ったより近いのに、様々な自然や歴史・風土に触れることが出来ることなんだとか。

とりわけ町内に点在する石仏や摩崖仏などの石の文化財がとても面白くて、プライベートでも何度も見てまわっているそうですよ。

地域の方とのふれあいから、みなさんこの町に愛着をもっているのが伝わってくるそうで、ある調査では街の幸福度ランキングで、関西圏で第2位に選ばれたこともあるとのこと。

訪れてもいい街、住んでもいい街、それが豊能町!なんですね。

◆この夏のおすすめスポット

これからの季節は町内にあるキャンプ場「ゴリラフィールド」でのキャンプがおすすめ。昨年オープンしたばかりの新しいキャンプ場ですが、すでに大人気。手作り感あふれるキャンプ場で、イベントも積極的に開催されているので、気になる方はInstagramをチェックしてくださいね。

▽ゴリラフィールド

妙見山へのハイキングもおすすめ。最寄り駅は能勢電鉄妙見口駅なのですが、実はこの駅、大阪府最北端の駅なんです。その能勢電鉄妙見口駅から頂上までは尾根の上を歩くコースや昔の参拝に使われていたなどいくつかのコースがあり、暑い時期は初谷川という川沿いを歩く渓谷のコースが涼しくてイチオシだそうです。

お子さんには7月23日(日)に美しい余野川で行われる『鮎放流&つかみ取り』体験を。楽しいだけではなくて体験を通じて鮎や蛍の棲むきれいな流れを守る大切さや環境と食のつながりなどを学ぶことが出来ますよ。

▽豊能町のホームページ 鮎の放流体験と鮎のつかみ取り参加者募集ページ

https://www.town.toyono.osaka.jp/page/page006006.html

◆移住・定住、お店の新規OPENが多い豊能町

町外からも環境の良さを気に入り、新たに移住・定住される方も多い豊能町。自然環境の良さや市内へのアクセスの良さなどから、最近移住や定住をされている方が増えています。

移住だけではなく、お店をオープンされる方も増えていて、魅力的なお店が急増中。子育て環境が良いことも特徴で、幼稚園や保育所の待機児童はゼロ、18歳までの医療費が無料となっています。

なにより、自然の恵みが豊かで、治安も良いことから、こどもたちがのびのびと安全に楽しそうに過ごしているそうです。

豊能町の小中学校では、ふるさとである豊能町を知り、豊能町に誇りをもち、 自信をもって社会を生き抜く子どもをみんなで育てることを目指し「とよのに学び、とよのを学ぶ」をキーワードにして「とよの未来科」という独自の学習も行っています。

豊能町に生息する珍しい生き物を知ること、様々な人々と触れ合うことなど子供たちの体験を重視した活動で、豊能町の未来のためにできることを、自分の言葉で自信をもって語れる子供達に成長してくれることを願って指導していると言います。素敵ですね。

農業の技術を伝える「就農支援塾」は、毎年3月に募集していて、令和5年度は10名程度の募集に21名が参加。農業に興味を持つ若者が増えている模様。実際に就農支援塾を卒業して農地を借りて、農業を始めた方は20名以上。今後は農地を所有して、移住・定住につながっていくよう期待していると田中さんが語っていました。

ここでは語り尽くせないくらい魅力が詰まった豊能町。

今月7月の毎週月曜日、マンスリージャーニーのコーナーで、さらに豊能町の魅力をお伝えしていくので、お楽しみに。

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