毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!
7月にご紹介するのは豊能町。
大阪の北部に位置する豊能町は、自然に恵まれた環境ながら大阪のベッドタウンでもあり、『里山』と『都会』が調和する町。東地区に昔ながらの農村風景が広がり、西地区は大阪のベッドタウンで人口のおよそ8割が住んでいます。
![画像1: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/7468e37bb243e17c0ec5655f8700f9f2aeab2dba_large.jpg#lz:xlarge)
7月2週目に紹介するのは「上手工作所(じょうずこうさくしょ)」と、上手工作所がプロデュースした複合施設「JOZU+(ジョウズプラス)」。
上手工作所はオリジナルの家具や金物を通して、素材そのものを楽しめる暮らしの提案をしています。
2000年に東大阪の小さな木工所からスタート、より広い場所を求めて2019年に大阪豊能町へ移転。
緑に囲まれた敷地には木工・鉄工の工場とショールームを兼ねた実店舗があります。
![画像2: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/2500afc0c9be79973ce466b66f070891d5c8cdb8_large.jpg#lz:xlarge)
ショールームの1階には、木や鉄で作った表札や店舗看板、真鍮のパーツ、アンティークのねじなどが並んでいます。
![画像3: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/3a8398c14696a20a868607a4f1c673b2d8a67296_large.jpg#lz:xlarge)
2階は主に家具が並んでいます。基本的には見本を展示していて、家具のパーツは好きな素材やデザインを選べるそうですよ。
実際の部屋に見立てたショールームは「こんな素敵な暮らしができるんだ~」と妄想できて、夢がふくらみました。
![画像4: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/a2524e3e55836351fdef1e8f69f3a15262a793e7_large.jpg#lz:xlarge)
「上手工作所」から徒歩5分の場所に2022年9月にオープンしたのが「JOZU+」。
![画像5: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/8f950a7517646c241beb43b44780ed23c85bbaeb_large.jpg#lz:xlarge)
こちらには、発酵をテーマにした4つの飲食店と、店舗で使用している食器や上手工作所のオリジナル小物、地元の野菜などをあれくれ集めた「セレクトマーケット」、家具とレコードが並ぶスペース、セレクトブックスストア「本の壁」、イベントスペースが集結。半日かけてゆったり過ごしたい、充実した施設です。
![画像6: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/fb6175759d2a26d6f63117ca9b5272b8328e25aa_large.jpg#lz:xlarge)
「JOZU+(ジョウズプラス)」1Fの大部分を占めるのは発酵料理の「孚(ふぅ)」。昔ながらの日本の食卓に欠かせない発酵食を地元食材とかけ合わせ、ゆっくり時間をかけて特別ではないけど日常でもない、そんなワンプレートごはんを提供しています。
味噌も麹も漬け物も自家製なんて、確かに特別ではないけど日常ではないですよね。窯で炊いたごはんは、スタッフさんが目の前でよそってくれるそう。いわゆる“豊かな暮らし”を体感できそうです。
内装や店に並ぶ家具はもちろん「上手工作所」の手によるもの。やわらかい杉の木の椅子は肌あたりがやわらかく、クッションなどがなくても心地よく座っていられます。
![画像7: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/32d11b0be844433668b444c8494e4ab578f85c0a_large.jpg#lz:xlarge)
吹き抜けの2フロア分が全面ガラス張りで、豊能町の自然を借景のごとく眺められる造りに。壁には樹齢2000~3000年と思われる大迫力の屋久杉の一枚板が飾られているのも、木を扱う上手工作所らしい演出だと感じました。
![画像8: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/00aba4d2875a2df71e482067a036b3db90bf46c9_large.jpg#lz:xlarge)
店の裏手には、京都の宮大工さんにオーダーして作った門が。色などは塗らず、むき出しの木であるのが新鮮です。
![画像9: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/f213792e21a0fdead963e8d0d5f67250c6a751ba_large.jpg#lz:xlarge)
2階にある本と緑のカフェ「閑日(かんじつ)」は、コーヒーと手作りのコッペパンがいただける場所。「あなたと何かを繋ぐ」というコンセプトの通り、同じフロアにブックストア「本の壁」やイベントスペースがあり、あらゆる新しい発見ができる機能が集約されていました。
内装も1階と異なり、切株みたいな丸太のテーブルがかわいいですね。
![画像10: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/20329f6e5e2c147c50d7e1d0304db63726ee1c8e_large.jpg#lz:xlarge)
1段高い場所にあるテーブル席も素敵。
![画像11: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/f49250b532f07a1931296cea484a7e4a3a9d9498_large.jpg#lz:xlarge)
山側にせり出したテラス席は、山々の緑が手の届く場所に。四季折々の自然を満喫できそうです。
![画像12: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/277d12c8b8be0ab362e4fe1926e1c95022eee285_large.jpg#lz:xlarge)
コンテナエリアには、フローズンアイスの「two tone yogurt」、土日祝限定営業のいなり寿司の「穂狐」があります。どちらもテイクアウト専門店ですが、目の前にウッドテラスがあるので、イートインも可能です。
![画像13: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/3e3dfbb4db1d2c1873abcc0f7b00748a4bd1e858_large.jpg#lz:xlarge)
蔵王産のヨーグルトと島根のこだわり生乳を独自にブレンドしたヨーグルトアイスは、ミルキーなのにさっぱり。自家製シリアルやヨーグルトも重ねているので、食感や味の変化も楽しいですよ。
![画像14: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/0f1ea52d3eaf8b51ae7ee2312a7ddd3062ceedbf_large.jpg#lz:xlarge)
今週末7/15(土)には窯焼きピザの店「Pizzawhat」がニューオープン。土曜の夜(17:00~21:00、7/16(土)は臨時営業)です。
![画像15: 7月10日(月)「intense!」マンスリージャーニー@豊能町](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783666/rc/2023/07/10/4db0be3ee022081d375595d6361bb155b9ac6725_large.jpg#lz:xlarge)
この「JOZU+」の前身は、社員食堂。工場+ショールームに併設されていた社員食堂が手狭になり、大きくしようという話から、だったら社員だけでなく地域の人みんなが食事できる場所にしようと話が広がり、「JOZU+」が完成したと言います。
「今、発酵というキーワードが流行っていますが、最初から発酵をテーマにしようと思っていたわけではないんです」と話してくれたのはマネージャーの徳田雅代さん。
「丁寧につくったおみそ汁やお漬物、あと私が好きだったヨーグルト、それらをみんなにもと思ったとき、たまたま全部が“発酵”というワードでつながったんです」とのこと。
オープンの経緯も、発酵がテーマになった理由もとてもあたたかく、お話を聞いてほっこりしました。
北大阪急行線千里中央駅からスムーズに行くと車で約30分、大阪市内から1時間足らずで到着します。トンネルを抜けた瞬間、ノスタルジックな田園風景が広がるトリップ感も楽しいので、週末はのどかな自然に囲まれた「上手工作所」と「JOZU+」に、ドライブがてらお出かけしてみてくださいね。
▽上手工作所
▽JOZU+