毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!

8月にご紹介するのは河南町(かなんちょう)。

河南町は、大阪府南東部に位置し、大阪市の中心部から25kmほど。北は太子町、西は富田林市、南は千早赤阪村と接し、東は葛城山脈の稜線が奈良県の葛城市、御所市に接しています。古くから開けたこの地には、古墳や遺跡などのすぐれた文化財があり、自然と歴史に恵まれた緑豊かな文化の町です。

8月1週目となる今日、ご紹介するのは古墳文化の公開、展示、研究を目的とした「近つ飛鳥博物館」、双円墳という全国的にも珍しいひょうたん形の古墳がある「金山古墳公園」です。

画像1: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

まず伺ったのは、金山古墳公園。国の史跡に指定されている金山古墳がある公園です。

画像2: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

国の史跡に指定されている金山古墳は大小2つの円丘を合わせた双円墳。古墳といえば前方後円墳が有名ですが、こちらは6世紀末から7世紀初頭、ちょうど前方後円墳がつくられなくなる頃にできた古墳だそう。

北の丘は2段に分かれていて直径38.6m、高さ6.8m、南の丘は3段に分かれていて直径55.4m、高さ9.4m。南の丘の方がひとまわり大きいようです。

画像3: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

びっくりなのは、この古墳、柵などがなく自由にのぼれるんです。小さな子どもは丘の傾斜を利用して、段ボールをソリ代わりにして滑って遊ぶなど、自由に開放された古墳です。

我々インテンス取材チームも河南町役場のみなさまといっしょに北の丘にのぼりました。

画像4: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

小高い場所にあり、また河南町は背の高い建物が少ないので見晴らしが抜群!のどかな田園風景が見渡せます。

画像5: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

取材日はお天気に恵まれ、空の青と古墳の緑が映えます。おまり、気持ちよさそう。思わずみんなで写真を撮ってしまう景色の良さでした。

画像6: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

続いて伺ったのは、金山古墳公園から車で20分の場所にある「近つ飛鳥博物館」。安藤忠雄建築として有名なコンクリートの建物で、大階段には圧倒されます。

この階段は某CMの撮影に使われたそうで、記念撮影する人も多いそうですよ。

画像7: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

「近つ飛鳥博物館」の入口がある1階には喫茶店やミュージアムショップ、図書コーナーがあり、この部分はフリースペースになっています。

画像8: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

展示スペースは受付より奥の1階・中地階・地階の3フロア。中央は前方後円墳の形をした吹き抜けになっていて、そのまわりを回遊するように展示スペースが並んでいます。

画像9: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

見どころはなんといっても直径10mもある仁徳陵古墳復元模型。縮尺150分の1、築造当時の仁徳陵古墳とその当時の中小の古墳、古墳づくりのムラの様子を再現しています。

画像10: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

かなり繊細に作りこまれていて、人々の暮らしぶりがよく伝わってくるので、ひとつひとつ注目してじっくり観察してみてくださいね。

画像11: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

館内を一通り案内してもらってからインタビュースタート。河南町教育部生涯まなぶ課の炭谷有理子さん・近つ飛鳥博物館の広報・辻本裕子さんにお話を伺いました。内容はオンエアをチェック!

画像12: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

最後は3人で記念撮影。撮影したのは9月18日(月・祝)まで開催されている企画展「蔵出し!大阪府所蔵品ええもん並べまし展」のスペース。

「蔵出し!大阪府所蔵品ええもん並べまし展」は大阪府が所蔵する古墳時代~飛鳥時代(おおよそ4~7世紀)の発掘調査資料の中から選りすぐりを展示。この時代、亡くなった人をどのように弔ったか、都と寺院のようす、暮らしとものづくりのあり方などが伝わるよう構成されています。学芸員さんによるわかりやすい説明書きがあるのでお子さんでも安心。

参加型イベントも開催されていて、8月20日(日)、 9月3日(日)、 9月17日(日)には学芸員さんによる展示解説、8月11日(金・祝日)は鬼瓦のお面をつくるワークショップを開催。

会期中は石棺模型と背ぇくらべができるフォトスポットやぬりえコーナ-も常設されています。

古代史を学べて、遊び体験もできるので、夏休みにご家族でお出かけしてみてはどうでしょうか。

■蔵出し!大阪府所蔵品ええもん並べまし展

開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日が休館)

入館料:一般430円、65歳以上・高大生330円

画像13: 8月7日(月)「intense!」マンスリージャーニー@河南町①

最後にデータをまとめます。

「金山古墳公園」のアクセスは近鉄長野線「富田林駅」より金剛バスに乗り換え「芹生谷」下車 徒歩3分。入場料などはなく自由に出入りできます。

「近つ飛鳥博物館」のアクセスは近鉄長野線「喜志」駅から金剛バス阪南線に乗り換え「近つ飛鳥博物館前」下車、または近鉄長野線「富田林」駅から金剛バス石川線に乗り換え「近つ飛鳥博物館前」下車、徒歩すぐ。

車なら南阪奈道路羽曳野東 I.C. あるいは太子 I.C. から約 10 分です。

開館時間は午前9:45(展示室への入館は午前10:00から)、閉館は午後5:00(展示室への入館受付は午後4:30まで)。

休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日が休館)、年末年始(12/28~1/4)、ほか臨時休館日があります。

入館料は、おとな310円/高校生・大学生・65歳以上の方210円。

ほか詳しい情報はホームページをご覧ください。

▽金山古墳

https://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/machisozobu/norinshokokankoka/gyomuannai/2/6/1640.html

▽近つ飛鳥博物館

https://chikatsu-asuka.jp/

来週は「道の駅かなん」をご紹介します。お楽しみに。

This article is a sponsored article by
''.