毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!
8月にご紹介するのは河南町(かなんちょう)。
河南町は、大阪府南東部に位置し、大阪市の中心部から25kmほど。北は太子町、西は富田林市、南は千早赤阪村と接し、東は葛城山脈の稜線が奈良県の葛城市、御所市に接しています。古くから開けたこの地には、古墳や遺跡などのすぐれた文化財があり、自然と歴史に恵まれた緑豊かな文化の町です。

8月2週目となる今日、ご紹介するのは大阪中心部から南大阪地域を通過し、奈良と直結する国道309号沿いにある「道の駅かなん」。
地元の農家さんが生産した旬の地場農産物や大阪で古くから栽培されていたなにわ伝統野菜、毎朝手作りしている農産加工品、エコ栽培の水越米、地場野菜・果物を取り入れた米粉パンやお餅、お惣菜、ジャムなども並んでいます。

河南町は、なにわ伝統野菜の作付け面積が全国1位!取材日は約30cmまで育つ毛馬胡瓜(けまきゅうり)、長円筒型で縦じま模様の玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)、熟すと果皮が濃緑色から赤茶色になる小ぶりな勝間南瓜(こつまなんきん)、一時期栽培が途絶えた「幻のナス」・鳥飼茄子が並んでいました。

めずらしい野菜の隣には、おすすめレシピが添えられています。親切!買ってみたくなりますね。

イチジクを皮ごと縦に4等分し、こうやって食べるそうです。簡単!
インタビューさせてもらったのは、「道の駅かなん」の駅長兼支配人の石原佑也さん。インタビューの準備中に、8月のイチオシ!自慢のイチジクを試食させてくれました。

試食したおまりは「完璧なイチジク」と大絶賛。完熟した、ねっとりした甘さなのに、やわらか過ぎるわけではなく、永遠に食べられそうなおいしさでした。
河南町は、イチジクの作付面積が大阪府内で2番目なんだとか。一般的にはイチジクを配送する時間などを考えて完熟の一歩手前で収穫しますが、こちらは生産者から直接届くので、そういった時間ロスはなし。木なりで完熟させたイチジクが売り場に並んでいるので、しっかり甘いんだそうですよ。

インタビュー後、おまりは速攻イチジク売り場へ。大阪市内では考えられないくらいリーズナブル!

イチジクだけでなく、新鮮な野菜、見たことのないめずらしい野菜がお手頃価格なので、おまり爆買い。でもたぶん食に興味のある方であれば、みんなこんな感じになるはず。
これだけ買っても、帰り際「あ、観葉植物を買うの忘れた!」とおまり。入口付近に並ぶ鉢植えもとってもリーズナブルでした。

おまり、取材チーム一同、大感動したイチジクですが、今週末の8月20日(日)には、ここ「道の駅かなん」で「いちじくまつり」が開催されます。
ガラガラ抽選会を行われ、景品はイチジク関連品、ジャム、ロールケーキ、かなんソースなど。夏休みの後半、ぜひ河南町へお出かけしてみてくださいね。
「道の駅かなん」の営業時間は平日9時~夕方5時、土日祝日は8時30分~夕方5時、お休みは年末年始の12月31日~1月4日です。
交通アクセスは、近鉄長野線・富田林駅から金剛バスに乗り、神山バス停下車、南西に徒歩10分。
車だと大阪市内から国道309号を東に約25km、約1時間。
阪神高速道路三宅ICから国道309号を東へ約15km、30分ほどです。
もっと詳しく知りたい方はホームページをご覧くださいね。
▽道の駅かなん
来週は平飼い有精卵 喜味の鶏子(きみのとりこ)を生産する養鶏場「タナカファーム」をご紹介します。お楽しみに。